ステホぱいせん

産後うつの妻のケアと2人の子育てで、コロナ禍前からステイホームを経験。これまでの経験を何とか、世のため、人のために少しでも役立てられないかと考えている、40 代に入ったばかりのおじさんです☆

ステホぱいせん

産後うつの妻のケアと2人の子育てで、コロナ禍前からステイホームを経験。これまでの経験を何とか、世のため、人のために少しでも役立てられないかと考えている、40 代に入ったばかりのおじさんです☆

マガジン

  • 【パパ読書】古典✖︎育児

    一見、育児と縁遠そうな本を「育児視点」で読む→育児と縁遠そうな人ともシェア出来ることが増える→「子どもを社会で育てる」方向に寄与できる、という目論見、算段です、てへ。

最近の記事

サイン送らない少年野球監督からの学び。「人は常に《コマ》ではなくて《差し手》であろうとする」

たまたまNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」をみた。少年野球の辻監督という方の紹介だった。”ユーモアある子ども好きな人だな”ぐらいで油断してみていたらやられた。 子どもたちを叱らない、とにかく褒める。試合中、選手である子どもたちに監督としてのサインは送らない。その代わり、子どもたち一人一人が何が最善かを考え、議論する。子どもたちの目は真剣そのもの。心の底から野球が好きで、この瞬間がたまらなく楽しい、その感じが全身から溢れている。 なんて理想的な少年スポーツの姿なんだろ

    • クリエイティブな「在宅ワーク」へ――子どものおもちゃで遊んだら“ワクワクスイッチ”が入った件

      「仕事で面白い企画がなかなか思いつかない」 そんな時、一体どうすればいいのよ? トレンドをおさえたり、過去から学ぶのもあり。でも、単なる模倣じゃ、上手くいかないですよね。まあ、上手くいかないというか、自分が心底ワクワクしてないから、企画を立てる・行うにしてもモチベーションがわかないし、長続きしないと思うんです。 だったら自分の中にあるワクワクから出発した方がいい。その方が具体化しやすいし、企画にも説得力が生まれていくし。トレンドも大事ですが、「飾りの一部」ぐらいに留めて

      • 【パパ読書】③ トマス・モア『ユートピア』×育児 嘆くな、理想を描こう

        「ユートピア」って言葉があるじゃないですか。「どこにもない」とか「理想郷」と訳されますが、あれはギリシア語の「ウー(ない)」と「トポス(場所)」からトマス・モアがつくった造語なんですね。彼の本のタイトルがまさに『ユートピア』(1516年)です。 窃盗の罪で12000人が絞首刑当時のイギリス社会を批判したものですが、直接の抗議としてだけ受け取られるのは意図したことと異なるので、架空の理想の島「ユートピア島」についての物語として書き上げました。ユートピア人は争いを好みません、あ

        • テラハ悲しい。SNSを「監る」のも必要だが、心を「診る」「看る」も増やしたい。それが根本的な予防では?

          電車おじさんの話をします。先週、車内で隣になったおじさんが「はあ、もう疲れたなあ」と溜息をついてました。ディスタンスをとっていても、はっきり聞こえるくらいに。まったくの他人ですが心配になりました。「声かけた方がいいのかな」と思っている間におじさんは下車。 どうかお体に気をつけて、と心で祈るばかりです。〝相談する人はいるのかなあ〟。お節介ながら、そんな事を考えました。 最近、オンラインで友達とおしゃべりすることが増えましたが、これはこれでけっこう楽しいし、顔を見るだけでもけ

        • サイン送らない少年野球監督からの学び。「人は常に《コマ》ではなくて《差し手》であろうとする」

        • クリエイティブな「在宅ワーク」へ――子どものおもちゃで遊んだら“ワクワクスイッチ”が入った件

        • 【パパ読書】③ トマス・モア『ユートピア』×育児 嘆くな、理想を描こう

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        • 【パパ読書】古典✖︎育児
          3本

        記事

          「狭さ」という制約があるからオリジナルになれる。そこから「深さ」を追求しよう

          オンラインサロン(西野さん)に入ってるという友達ときょう話してて、元気をもらいました。「挑戦する心、燃えてんなあ」と触発を受けました。 とともに、以下の言葉を思い出しました。 人間はそれぞれ、生まれや環境といった異なる人生を背負っており、その制約によって生きる条件が狭められるものの、限界状況を自覚して正面から向き合うことを決断すると、他の誰かとは代替できない個別の境遇という「狭さ」を本来の自分に行きゆく生の「深さ」へと転換することができる。 ヤスパース『実存開明』

          「狭さ」という制約があるからオリジナルになれる。そこから「深さ」を追求しよう

          【パパ読書】② ソロー『森の生活』✖️育児 内に向くための「おうちライフ」

          3歳の次女は毎朝、ヤクルトを必ず飲みます。 「ぷはぁっ」と実に美味しそう。顔をのぞくと、まるで「初めて飲んだんだけど」と言わんばかりの目の輝き、満足さをたたえた表情です。しまいには「乾杯!」と叫び、ヤクルトの容器を高々と掲げるしまつ(笑)。 うらやましさすら覚えます。 人間って、「ありがたい」がいつしか「当たり前」に、そして「もっと」になりやすいですから、子どもの姿をみて、何か教わっている気がします。コロナ禍で、少なからず誰もがこの辺りは実感しているのではないでしょうか

          【パパ読書】② ソロー『森の生活』✖️育児 内に向くための「おうちライフ」

          【パパ読書】① クライスト『チリの地震』✖育児 いのちを守る・つなぐ難しさ

          子どもが5歳になったので夜中起きる回数が減りました。今は蹴飛ばした布団をかけてあげる時ぐらいですかね。まあ、最近は暖かくもなってきたし、腹巻き(重宝してます☆)をしてるから「ま、大丈夫か」と基本安心して自分は寝ちゃってます。 ふと、〝夜泣き・ミルクの赤ちゃん時代は終わったんだなあ〟と思う時があります。あの頃は、「夜中、死んでないかな」とか無駄に心配して起きて、息してるのを確認したりしたなあ(笑)。 命を守るのって大変です。「ステイホーム」――お互いおつかれさまです。 さ

          【パパ読書】① クライスト『チリの地震』✖育児 いのちを守る・つなぐ難しさ

          媚びる、盛る、噓つく情報は2000年以上前から。「異なる角度」で見破ろう

          一方向からの「言葉」だけを鵜吞みにして、怒ったり吠えたりする人が苦手です。コロナの状況で気が立っていたのでしょう、ちゃんとした確認もなしに一方的にキレてきた友達がいました。 私はここ10年を振り返ると、「多角的にものを見ること」にこだわろうとしてきた気がします。そうでないと、この情報時代、見誤りませんか、判断を? あと、さっきの友人じゃないですが、相手を誤って断罪し、傷つけちゃうと思うんです。 クリティカル・シンキングは日本語でいうと「批判的思考」。なんか自分にはしっくり

          媚びる、盛る、噓つく情報は2000年以上前から。「異なる角度」で見破ろう

          オカンの誤入力変換に思う「人を笑うより、笑われてでもがむしゃらにやっている人の方が強い。」

          ブブ(スマホの振動音)。”LINEか”。 「携帯電話でバナナしました」 ブブ。”なんだ?” 「ごめん、打ち間違い。携帯電話でバナナしました」 ?? あ、携帯電話で話しました、か。なんだよ、打ち間違いゆーて送ったらまた間違えてるし(笑)。 スマホの文字入力に慣れていない母のLINEは、時にこんな調子で暴走しています。 最近、アマゾンプライムで「関ケ原」を見ていた時に、上記のLINEがきました。 役者一人一人の演技は良かったのですが、強いて言えば早口過ぎて何を言っ

          オカンの誤入力変換に思う「人を笑うより、笑われてでもがむしゃらにやっている人の方が強い。」

          甘口でなく辛口なストレス対処法。「癒し」でなく「噴出」させよう

          一、けんかしたら、先にあやまった方が「エライで賞」に輝きます。 などなど。私は結婚式で“5つの宣言”を妻としました。 ヘンテコなこの宣言に、周囲から笑い声が聞こえましたが、今思うと決め事をしておいて良かったと思います。そのおかげで、夫婦げんかもすぐ解決します。 「もう知らない!」と激昂するような時だって、解決するのに日をまたぐことは滅多にありません。基本30分以内に解決します(笑)。 今朝もありました。私が一昨日つくったカレーが鍋ごとキッチンに出されたままに。一日放置

          甘口でなく辛口なストレス対処法。「癒し」でなく「噴出」させよう

          凝り固まった育児には視差(パララックス)が必要。読書とかどう?

          赤ちゃんはかわいい。でもお世話は、なかなか大変です。とことん関わる分、気付かずに、どんどん視野が狭くなることもあります。 狭くなるのは良くない。他が見えにくくなくなるので、いろんな「事故」も起きやすくなりますから。 そうならないためには、気晴らしというか、その場所からたまに「抜けること」が必要だと思います。たとえば美容室に行くと、まずその空間自体が非日常で癒されます。 「こんないい匂い、最近嗅いだことなかったなあ」(→ミルクとうんちのニオイばっかりだった⁉︎) 「ゆっ

          凝り固まった育児には視差(パララックス)が必要。読書とかどう?

          そんなバナナ。「自立する」って、「ちゃんとSOS出せる」ってことだったのね

          ついさっき、かがんだら腰がピキってきちゃいました。ギックリ腰の一歩手前みたいなつ。いやあ冷や汗でます。 十数年前、大学生になってから何故かギックリ腰になることが増えました。これ、数日間動けなくなりますよね。昔、夜中まで仕事してて職場でギックリ腰になり、悲惨な夜を過ごしたことを思い出しました。 でも、もっとつらかったのは数年前。奥さんがメンタル不調で寝込んでたので、「よし、自分が子どもにご飯あげるぞ」って時にギックリ腰に。数日間、死にそうになりながら離乳食つくったことがあり

          そんなバナナ。「自立する」って、「ちゃんとSOS出せる」ってことだったのね

          仕事一筋パパへ。今こそ、「子ども=アーティスト」に学ぼう。

          「子どもと散歩することが増えて気づいたんだけど、てんとう虫って何種類もいるのね。とりあえず4種みつけたよ」 ある先輩パパが教えてくれました。子どもの目線と速度に合わせて行動してみると、いろんな気づきがあるんですよね。 「子どもが家にいると仕事ができず、まわりの同僚や後輩に置いてかれてしまうよ」と今、焦っているパパには、「何をのんきな」と感じる話かもしれません。 よく分かります! でもそこは何とか深呼吸して、もしよかったら『育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チー

          仕事一筋パパへ。今こそ、「子ども=アーティスト」に学ぼう。