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【昇給率】まさかのオチで結果オーライ

昨日記事にして無理やり自分を納得させようとはしたもののやはり納得出来るはずもない。月額が1回分の社食費にも満たない昇給だなんて。

記事を書いてからも女々しく昇給率についてググる。

「昇給率 月額」でググると6番目にさっき書いたばかりの上記の記事が出て来て焦った。確実にグーグルさんに上位表示されやすくなってきている。身バレしないよう一層気を引き締めて行かないと。

そして調べた結果やはり昇給率○%と言われると普通は月額に対しての昇給額をさすらしい。

【新人あるある】なんてタイトルにしちゃったけど全然あるあるじゃない。「うちの会社だけは」だ。今更タイトルを変更するのもアレなのでこのままにしておく。初めて昇給を経験する無知な人の記事という位置づけでいいや。

こうなったら禁止されてはいるが副業を探そうかな、などと考えながら出社。PCの電源を入れメールを開くとweb給料明細が準備出来たとの通知が来ていた。

本来ならすでに2年目に突入済ではあるが昇給は年に一度と決まっているので昇給月までの基本給は当初の設定のまま据え置きとなる。ボーナスや有給日数はガッチリ勤めただけの日数に換算して引かれるのに超過する分は換算されないってのもなんだかなぁ。

何もかもが腑に落ちないスパイラルとなる。

給料明細を開いてみた。今月はさて帰ろうというタイミングでトラブルの連絡が入り15分だけ残業をした。普段細心の注意を払い必ず時間内に業務を遂行することにしているのでこういう案件が飛び込んだ時は躊躇なく残業代を請求する。

15分間の残業額がまさかの昇給額より多かった。

いやいや、本当に全然納得出来ない!!私の中で何かが音を立ててぶち切れた。

人事部にメールで問い合わせた。失礼がないように印象が悪くならないように細心の注意を払って。勤務先に人事部があればもっと気軽に聞くことが出来たのだろうが本社にしかないため同じ会社の人とはいえ人事部の面々とはほぼ面識がない。

問い合わせた結果。

上司の計算間違いだった!!

人事部からの通知は%表示になっておらずそれを%に直す時に一桁低く読み取ってしまったようだ。例えば通知が1.01なら正しい昇給率は1%なのだがこれを上司は0.1%と読んだということ。

まさかこの期に及んでそんなオチが用意されていようとは。

一気に10倍になった。当初聞いていた率には微妙に至らなかったがそこは査定の結果も考慮して算出されるとのこと。

いい。全然いい。さっきまで1/10だと思っていたのだ。計算すると充分に納得出来る額面だった。時給換算しても交渉次第ではこの程度かと思える数字だ。

よっぽど上司に言おうかと思ったが結果オーライだし上司とはまだそこまで距離を詰められていないため恨みがましく受け取られると困るので今は差し控える。もう少し上司とコミュニケーションを深めることが出来た時にネタとして使えるよう大事にしまっておこう。

それにしても給与は奥が深い。

長らく時給の派遣社員だったので給与額というのは自身が働いた時間数分だけ。昇給などもほとんどないのでこの辺りほぼ気にしたことがなかったのだが。

例えば月額20万で昇給率が2%の場合昇給額は4千円となり昇給後の月額は20万4千円となる。

月額が30万で昇給率が1%の場合昇給額は3千円となり昇給後の月額は30万3千円だ。

これが新卒で昇格なども見込める場合は伸びしろが大きい会社の方がモチベーション高く保てるかもしれない。しかし一方で中年の中途の場合は逆転現象が起きる前に定年を迎えてしまうためモチベーション云々を考えるよりも素直に初期設定の月額が高い会社の方が自身のスキルを認めてもらえていると感じるのかもしれない。

同等の仕事内容で初任給が会社によって10万も違う業界はあまりないかもしれないが、月額が低いので迷っているという場合若者に関しては昇給率も加味して再考すると良い結果をもたらすかもしれない。それほどに昇給率というのはその会社に在籍し続けるにあたって侮れない存在なのだなと気づいた一件だった。

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金色
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