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アトピー寛解記11ー発症後ー

前回の記事↑はアトピーを発症した時のことを書きました。今回は発症後のことについて書いていこうと思います。


アトピー発症後

発症して皮膚科でアトピーの診断を受けた後は標準治療としてステロイドをずっと塗っていました。今のようにデュピクセントなどの新薬もなく、ひたすらステロイドで炎症を抑え、保湿するを繰り返していました。効く強さのもので炎症はある程度は抑えられますが、一定以上は肌の状態が良くなることはありませんでした。アトピーになってからトータルで10ヶ所程度の皮膚科に行きましたが、全てで大差はなく、処方されるものも言われることも同じでした。私自身にも問題があります。それは対症療法であるステロイドをただ漫然と塗り続けていたことです。医師に具体的な質問をすることもなく、肌の状態をしっかり観察することもなかったですし、変化も特に気にせず、自分は何をすると悪化するのかもあまり考えていませんでした。漫然とした治療を15年以上続けていましたが、逆によくダラダラと続けられたなと思うほどです。

流石に15年近くそれを続けていると疑問に思ってきて、脱ステを試みます。そして当然のように失敗します。しかしその失敗の中でもいいことはあって、それは自分の肌の変化をよく観察するようになったことです。脱ステ中は変化が大きいので違いが分かりやすくなります。客観的に見るために写真で残したり、肌の状態を記述しはじめます。次第に日々の生活のことや、過去の出来事、アトピーに関する情報を調べはじめました。情報が集まると自然と問いが生まれ、自発的に考えはじめます。そこから日々の食事や、体の洗い方や、部位別の保湿など少しづつ行動が変わってきました。トライアンドエラーを繰り返し、肌の状態を気にする先で家庭用脱毛器の光照射に出会います。寛解記の最初でたまたま脱毛をしたと書きましたが、そもそも自分の体表面を気にしていたからこそ行ったことは間違いないと思います。もし光照射でも変化がなければ新薬を試してみたり、また別の方法を探っていたと思います。


以上が現在までのアトピーの変遷です。ここまで「アトピー寛解記」を書いてきましたが、私が書けることは大体まとめたので、次回で一旦区切りをつけようと思います。最後の記事はここまでnoteを書いてみての感想を記していこうと思います。


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