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これが「民意」だ!!郵政解散から「国難?」突破解散までの衆院選比例区得票率と議席数インフォグラフィック
日本の首相は民意という言葉がお好きですが、どうも「議席数」と「民意」が別物だということがまだわからないようです。
筆者にとってはこうです。
議席 = 選挙制度(民意)
いうことで、一番民意に近いであろう衆議院議員比例区得票率と議席数を比較するグラフをつくってみました。内側が比例区得票率、外側が実際の議席数です。リンク先ではインタラクティブなグラフを見ることができます。データはすべて総務省の公表している神エクセルを加工したものを利用しています。
2017年 「国難突破解散・ボク難突破解散」
これはかなり記憶に新しいでしょう。安倍首相にはこれが「憲法改正を進めてほしい」という民意に見えるようですが。
2014年 「アベノミクス解散・国民生活放り出し解散」
最近は本人もあまり言わなくなりましたね、アベノミクス。
2012年 「近いうち解散・自爆テロ解散」
どじょう総理による衆議院解散でした。
2009年 「政権交代解散・がけっぷち解散」
あのころの僕らは希望に満ち溢れて(?)いました。
2005年 「郵政解散」
小泉劇場の真骨頂、小政党が乱立する結果となりました。
集計について
政党の順序
与党を右側に、野党を左側にまとめてあります。協力関係にあるまたは政策が近い政党が隣同士になるように並べました。順番は筆者の独断です。異論、提案はコメント欄で受け付けています。
比例区得票率
比例区の得票率は、衆議院比例区各ブロックの得票数を有効投票数で割ったものを使用しています。議席を獲得できなかった政党の得票は「諸派」としてまとめてあります。
議席数
当選時の所属政党の議席がカウントされています。
感想
二大政党制に基づく、強力な政権をつくるために1996年に小選挙区制が導入されました。しかしグラフを見る限り、国民の意見が国会に反映されているとはとても思えません。国民の多くは二大政党制を望んでいないのではないでしょうか?
筆者はは「優先順位付き投票」を導入してほしいとおもっています。
神エクセルを切り貼りすることがとても苦痛でした。無料サービスでグラフを作成したのでわかりやすいデザインにできなかったところもあります。改善提案をくださると嬉しいです。
元データ
各選挙ごとに2つのファイルを利用しています。下記のリンクを参照してください。
届出政党等別男女別新前元別当選人数(小選挙区、比例代表)
比例代表党派別得票数
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin44/pdf/h17sousenkyo_050911_03_01.pdf
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin44/pdf/h17sousenkyo_050911_03_05.pdf
https://www.soumu.go.jp/main_content/000037622.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000037629.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000194183.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000194187.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000328943.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000328947.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000516719.xls
https://www.soumu.go.jp/main_content/000516723.xls