データ活用事例:DAZNのキーモーメント機能
サッカーや野球を始めとする多くのスポーツの中継や番組を配信するOTTサービスの『DAZN』では、得点シーンなどの重要な瞬間を画面上のタイムラインバー上に表示する、『キーモーメント機能』が実装されています。
この機能を使えば、たとえ得点シーンを見逃してしまった場合でも、すぐに遡ってその瞬間を確認することができます。これまではサッカーのみで使われていたキーモーメント機能ですが、ついにプロ野球の試合でも使用できるようになりました。野球において、この機能で遡れるシーンは下記の通りです。
試合開始
5回裏終了
試合終了
ホームラン
得点
サッカーと比較して野球は試合数が多く、試合時間も長いため、この機能が活用される場面も多くなりそうです。
Stats Performでは、これらのプレーイベントがいつ発生したのか特定するためのデータを提供しています。得点時間などがタイムスタンプデータとして記録されるサッカーとは違い、野球は試合時間に基づいたデータ取得の運用が行われないため、プレーイベントのデータをタイムラインと連動させるための一工夫が必要でした。そこで、AWSの機械学習と映像分析テクノロジーを使って試合の最初の投球を特定することでこの問題を解消し、Stats Performのイベントデータとタイムラインを連動させることが可能になりました。
▼参考リンク
このように、Stats Performのデータはスポーツ界において、さまざまな形で活用されています。今回はその一例をご紹介しましたが、今後もより多くの事例をご紹介していく予定ですので、興味のある方はフォローしていただければ幸いです。
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