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【ACL】決勝第2戦にまつわる豆知識『Optaファクト』

日本時間5月26日午前1時に行われるAFCアジアチャンピオンズリーグ決勝の第2戦で、日本の横浜F・マリノスは、アウェイでアル・アインと対戦します。

運命の一戦を前に、Optaデータを元に作成した豆知識『Optaファクト』をご提供します。


●      アル・アインはAFCチャンピオンズリーグ史上、2回目となる第1レグ敗戦からの逆転優勝を目指す。
前回は2004年のアル・イテハドがホームでの城南戦に1-3で敗戦後、アウェイで5-0の勝利。
しかし、UAEのクラブで、同大会の決勝トーナメント第1レグで敗れながら、次ステージに進出したのはアル・アインだけ(2017年のラウンド16でアウェイのエステグラル戦の0-1で敗戦後、ホームで6-1の大勝)。

●      横浜F・マリノスが優勝すると、Jリーグのクラブでは通算4チーム目となるACL王者。
過去3クラブはすべて初の決勝で優勝(浦和:2007、G大阪:2008、鹿島:2018)。
しかし、決勝でのアウェイ戦通算6試合では1勝(G大阪がアデレード・ユナイテッドに2-0で勝利した200年だけ、4分1敗)。
ただ決勝に進出したJリーグのクラブで、これまで準優勝に終わったのは2019年の浦和だけ(アル・ハリル戦)。

●      JリーグのクラブはこれまでACLで優勝すると、翌シーズンも必ず他チームが王者に輝いている。
(浦和:2007年、G大阪:2008年、浦和:2017年、鹿島:2018年)。
昨季は浦和が優勝。

●      横浜FMが中東でACLのアウェイ戦を経験するのは今回が初。
Jリーグのクラブは中東でのアウェイ戦通算11試合では1勝(G大阪がアル・カマラ相手に勝利した2008年準々決勝のみ、6分4敗)。
しかし、決勝での同アウェイ戦5試合に限ると、敗れたのは2019年の浦和だけ(アル・ヒラル戦:0-1、4分)。

●      アル・アインはACLのホームで唯一対戦したJリーグのクラブとの試合では勝利(2011年の名古屋戦:3-1)。
しかし、極東クラブとの本拠地での通算8試合では2敗(2004年:全北現代と2011年:FCソウル戦、5勝1分)。

●      アル・アインはACL決勝トーナメントのホーム戦では現在、同ステージではチーム最長タイ記録に並ぶ3連勝中(2014年と並ぶ、ナサフ・カルシ戦:2-1、アル・ナサール戦:1-0、アル・ヒラル戦:4-2)。
しかし、これまで同4連勝はない。

●      アル・アインの今季前半時間帯の得点数は全体トップの20点で、このうちの6点は試合開始から最初の15分間で記録(同15分間の総得点数も全体1位)。
しかし、後半時間帯の総失点数は全体ワーストの16点で(2点は第1レグの横浜FM戦)、最後の15分間(76-90分)での総失点数も全体最多の6点。

●      アル・アインの決勝トーナメント以降の総ゴール数とゴール期待値の差は、同ステージ進出チームの中では全体トップの+3(12ゴール、ゴール期待値9)。
個人の同最多はソフィアン・ラヒミの+2.6で、今大会のホーム戦各6試合では得点を決めていて(8ゴール)、このうち決勝トーナメント以降の3戦では5点。

●      横浜FMは今季ACLで先制した9試合では無敗(8勝1分)。
先に失点した4試合では3敗を喫しているが、第1レグのアル・アイン戦では勝利(2-1)。

●      堀孝史が2017年の準々決勝から浦和の指揮を執り優勝に導いて以降、ACL決勝に進出したJリーグの直近5クラブのうち4チームは、指揮官が決勝トーナメント以降に交代している。
2019年の浦和:大槻毅がラウンド16から、2023年の浦和はマチェイ・スコルジャが決勝のみ、今季の横浜FMはハリー キューウェルがラウンド16から、例外は2018年の大岩剛だけ)。


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