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最近の、おもしろかった小説

こんにちは、あかりです。

今日は最近読んで面白かった小説を紹介します。

読んだ小説①『仮面山荘殺人事件』東野圭吾

これはTwitterでもつぶやいたので、そちらを見てくださった方もいるかもしれませんね。

例によってミステリーなので、どこまで話すか迷いますが、あらすじはこうです。

避暑のために山荘にやってきた男女8人。そこへ逃走中の強盗2人がやってきて、3人目の強盗と合流するまでここに居座るという。8人は何とか脱出を試みるも、ことこどく失敗。そんななか、ついに犠牲者が出る。

避暑のためだったのかどうかはよくわからないのですが…。あらすじに書いてませんが、実は過去にある女性が事故で亡くなっていて、それも絡んできます。なので終盤はけっこう複雑になってきますが、だからこそおもしろかったです。

ミステリーに何を求めるかは人それぞれだと思いますが、私はやっぱり犯人が徐々に明らかになっていく、クライマックスが一番興奮します。探偵役が謎を明かしていく場面ですね。

『仮面山荘殺人事件』はそれには該当しないように思います。登場人物たちが情報を出し合って真相に近づくというか。でもそれもまた楽しい。

なお、ミステリーにも深い人間ドラマをご所望の方には、合わないかもしれません。まあ私自身がそこまで人間ドラマを求めないタイプなので、判断が難しいところなのですが。ドロドロしてるのとか好きですけどね(笑)

読んだ小説②『透明人間』浦賀和宏

今度この作品をテーマに読書会があると聞いて、参加したいなと思って読み始めました。あらすじまとめるの難しいけど、こんな感じです。

父が神社の石段で、雪にまみれて死んでいた。父が死んだその日から、主人公は人と関わるのが苦手になっていく。「自分は透明人間なのかもしれない。じゃないとこんなに人と交われない意味が分からない」。そんななか、父が死んだときに知り合った弁護士から、家を調べさせてほしいと連絡があった。

本当はこの後がおもしろいんですが、これ以上の前情報は入れないでおこうと思います。

けっこう分厚いんですが、その分、主人公の心理描写も分厚かったと思います。主人公がけっこう病んでるので、読んでてしんどくなることもあったけど、でも読んでよかった。「病んでる」なんて軽い言葉で表現したら怒られそうだけど…。

作中で主人公が生きてる意味を考えたりするんですが、そういえば最近読んだ哲学関連の本に「生きてる意味はそう簡単に見つかるものではない。だからといって探さないのは、怠慢である」みたいなこと書いてあったなあと思い出しました。

私は「人が生きてる意味を探し出すのは大抵病んでるとき」とまで思っているので、あまり探さないというか、もう「これが生きてる意味だ!」と決めてしまっているんですが、怠慢といえば怠慢かもなあ。ちなみに私の生きてる意味(暫定)は「私と周りの人を幸せにするため。それと妹の成長を見守らせてもらうため」ですね。

みなさんは生きてる意味とか考えたりしますか?私があえて軽く話しているのは、重い話題だからこそ、気負わずに話した方が深いところまで行けるかもしれないと思うからです。

本からだいぶ話が逸れましたね。こちらは人間ドラマをご所望の方にもおすすめですよ。トリックに関しても話したいけど、ネタバレになりかねないのでやめておきますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

サポートしたいと思ってくれて、ありがとうございます!もし「こんなこと書いてほしい」があれば教えてくださいね!