言葉の偏り。
シングルマザーとはいうが、
ファザーレスとはいわない。
言葉には自然と、いい意味か悪い意味かはわからないが気持ちがでてしまうものだ。
こういった呼び名もそうだろう。
母親が、一人で子育てをがんばるのはあたりまえで、父親がいないのは当たり前。
父親はいてもいなくても、同じ存在。
だから、ファザーレスとは言わないのだろう。
子育ての中で父親の役割は薄い。
昔から、今に至るまで
ジェンダーレスといって、
女子高生がパンツスタイルを選択できる時代に、男性の選択権はもはや希薄。
父親が子供を宿したり、産むわけにはいかない。
だから子供との関係は生物学上、どうしても関係性が薄い。
生物学的に薄かろうが、
平等を叫ばれる時代なのだ。
父親がいくら子供との関係性を大切にしたくても
母親との絆には敵わないのではないか?
父親は、いつでも
離婚していなくても、
シングルファザーなのではないか?
サザエさんで、波平さんやマスオさんが
真っ直ぐに家に帰らない理由も
昔からこのあたりにあるのかもしれない。
女性は家を守り、
男性は外で戦う。
だが、意外にも外で戦う男性が弱く
女性もどんどん外で戦えるようになった。
いざ、男性が家を守ろうとしても、
男性には家のかってがわからない。
炊事、洗濯などの家事をしても、
汚れが残っていたり、
洗濯が乾かない干し方をしていたり。。
そして、外から帰ってきた母親は、
散らかした父親の中途半端な家事を黙って
一からやり直す羽目に。
男は弱くなったというが、
本当だろうか?
年末のニュースで、
母子家庭、父子家庭の平均年収が報じられていた。
父子家庭は、母子家庭の2倍の収入が
平均だそうだ。
世の中、お金だけではないが
まだまだ平等とは難しいものだと思った。