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Photo by
leoponpon
初心を大切に。
生きていて、いろんな始めての経験をする。
経験した人を先輩という。
先輩は、学んだことを後輩に伝える。
これは、今も昔も変わらない。
経験値は持つと、
あたかもいろんなことを理解したり、
精通したように思い。
思い上がってしまう。
これは、誰にでもあることだ。
ただ、個人差はあり
過去の栄光に執着したり、
周りに本人は自覚ないが、自慢話に映る。
社会人になる時は、
社会に出たら、こういう人間になりたい!とか
こんなことをやりたい!
という想いはあるだろう。
だが、1年2年過ぎるうちに、
社会という抗っても変化がないように思える壁にぶつかるのだ。
壁にぶつかったことのない人もいないだろう。
その時の対処法で、その後の人生に分岐点となるだろう。
壁にぶつかったときに、
自分だけの力で解決しようとしたり、
誰かに頼り切ってしまったり、
解決方法に納得できなかったりするのだ。
そんな時は、初心に戻るチャンスでもあります。
これまで、私はやってきた!
これだけやったのに!
なぜ報われないのだ!
というような気持ちです。
これが経験値なのです。
初心に経験値がないので、こういった気持ちがあるはずもありません。
初心とは、ひたすらにひたむきに
自分がなぜ、それをやりたいと考え、
やることを決めたか?
ということなのです。
禅では、空という思想があります。
数学にも空集合という概念があります。
どちらも、から。なのです。
そらではなくからです。
空は宇宙とも書きます。
宇宙は、空なのです。
そこに経験値があることは、
やはり空ではないのです。
初心を忘れず、大切に日々を過ごせば
いろんな困難にも立ち向かっていけると思います。