キャナルベンチャーズ朝田聡一郎氏〜信頼関係重視の投資！日本ユニシスのリソースを活用したCVCの魅力にせまる！〜

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2020年12月11日 19:55

キャナルベンチャーズ、朝田さんの出演回をまとめました！

日本ユニシスや外部企業との連携スタイル、また投資判断基準について詳細に教えていただきました！！

○朝田聡一郎　キャナルベンチャーズ株式会社-代表取締役
公式HP▶︎https://www.canal-v.com/
VCの運営およびコンサルティング、ベンチャービジネスへの投資、
新規事業開発およびコンサルティング事業、
セミナーおよびイベントの企画および運営を行う

【キャナルベンチャーズ】CVCは汗をかけ！投資先を尊重する重要な意味とは？

代表になるまでの経緯

日本ユニシス(キャナルベンチャーズの親会社)には20年近く勤務し、今年4月からキャナルベンチャーズで代表をされている朝田さん。

学生時代は経済学部で、当時ITが流行っていたことからシステムに関わることをやると面白いかなと思い、外資系でボーナスの高い日本ユニシスに入社されたそうです。

3年前に日本ユニシスの経営企画部に異動し、経営戦略や経営課題解決などに携わり、投資業務もした後にキャナルベンチャーズにて代表をされているそうです。

なぜ日本ユニシスがキャナルベンチャーズを立ち上げたのか？

企業と企業をつなげるアライアンスを軸に社会にインパクトを作るべく、事業を進めていく中で、より積極的にオープンイノベーションを活性化させるため社外組織として、ファンドを立ち上げたそうです。

スタートアップとの連携

最近はScrum Ventures主催のSmartCityXという様々な産業のアセットを持ち寄って、将来の事業化・社会実装を目的としたオープンイノベーションプログラムに参画しているそうです。

その他、CVCとしての姿勢についてお話してくださいました。

ぜひ、ご覧ください！！！

▶︎動画はこちらから

【注目の投資領域】投資の見極めのポイント！安心できる起業家とは？

1号ファンドの活動について

キャピタリストの力をつけるためにリードを張れるようなVCさんと一緒になって応援できれば、間近で勉強できると考え、スタートアップだけでなく、VCにも出資をされていたそうです。

また1号、2号ファンド共に基本方針はDX推進で活動されているそうです。

出資先を決める観点は日本ユニシスのアセットを使ったシナジー投資をベースに、信頼関係を築き、共に成長をしていく中で、ファイナンスリターンがついてくるという両方を見据えて判断をされているそうです。

投資検討する会社の規模、金額は？

シードやアーリーのステージのこれからPMFもしくは市場にプロダクトを合わせていく段階の企業に投資されるケースが多いそうです。

1号ファンドはシードやアーリー期がほとんどで24社ほど投資。

1件あたり平均3000~5000万くらいで、Maxでも1億くらいを目安に、追加投資も考慮した上で話し合い、判断をされているそうです。

支援のスタイルは？

日本ユニシスのアセットである営業の場や実証実験をする場を仕立てることで、これまで100件以上支援をしているそうです。

直近の事例では、株式会社SQUEEZEさんの体験を売るという価値観に共鳴を受けて、株式会社SQUEEZEさんのホテルのアセットと、日本ユニシスの飲食店のアセットを組み合わせることで、協業を進めているそうです。

今後の投資領域と注目している投資先は？

・働き方改革、スマートワーク

・セールス＆マーケティング

・観光やトラベル系

を考えているそうです。

また、注目している投資案件はギグワークやギグエコノミー。

また、規制緩和が進んでいくことを見越して、モビリティ系の成長が期待できる分野を注目されているそうです。

日本ユニシスとの連携はどのように行っているのか？

最初からM&Aや資本業務提携を狙っているわけではなく、

まずは、キャナルベンチャーズで信頼関係をシード、アーリー期から築いていき、実績を作り、両者の目的が合致するのであればM&Aや資本業務提携をしていくそうです。

その他投資の見極めポイント、チーム体制、2号ファンドの方針などもお話してくださいました。