ふくしま

国家公務員、税理士法人の勤務を経て社会保険労務士として開業。ふだんは法人やNPOの経理を中心に事務の代行をしています。

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“普通”に苦しむあなたへ   ~”変人性”ノススメ~

実生活はもちろん、SNS上でも常識的、普通であることを要求される場面が増えてきたように思います。その空気感に窮屈さを感じてしまうのは私だけでしょうか。普通であることは時に安心感などプラスの感情をもたらしてくれることもありますが、周囲が普通だと感じる物事で溢れている状態は想像するだけでも退屈に思えます。 では、どんな形で日々要求される普通と折り合いを付ければいいのか。そのヒントを得られるかもしれないと思い、紫原明子さんが主宰されている「もぐら会」のメンバーであり、大学で事務員

    • 答え合わせは、もうやめた

      ”いかりの正体は、かなしみなんだって” いつか出会ったその言葉に再会したのは一週間ほど前のこと。 先月末に東京都から外出自粛要請が出た。日を追うごとに増える制約、緊張感。とは言うものの、なんだかんだとマイペースに生きてきた自分は大して影響を受けないだろう、とタカをくくっていた。 ところが次第に寝つきが悪くなり、日常的に深夜に目が覚めるようになるなど少しずつ異変が起こり始めた。そして変化は日々の習慣にまで及んだ。本が読めなくなりだした。特に論理的に構成された文章を読むのが辛

      • ありのままを受け取るということ

        昨年の6月からもぐら会で毎月原稿を書いている。締切日に遅れることはあっても常に月内には提出できていた。元々書くことに関して素人の自分なりに、よくやっていたと思う。 ところが1月は初めて課題を出せないまま月末の日を迎え、そのまま1日を終えた。何度も書こうとしたが、やはり書けなかった。  指定されたテーマは「不快感」。生きていればイヤでも誰だってぶち当たる、何なら今日一日を振り返ってもいくつも書くことが浮かび上がりそうなテーマで書けない。 どうして書けないのか、理由を少し落

        • 仕事の意味ってなんだろう

          「仕事なんて生活するためのお金を稼ぐためのもの」-この日本という国で生きる人にとってはごくありふれた仕事観だ。私自身も今から少し前までは、そんな風に思っていた。 3年前に辞表を出した。当時の勤務先へは自分から退職を申し出たので「自己都合退職」として処理された。しかし、事実は妻の転職とそれに伴う家族の引っ越しがきっかけだったので、いっそ「妻都合退職」で処理してくれても問題はなかった。 引っ越し後は妻が正社員としてフルタイムで働くことが決まっていたため、当時7歳と3歳の子ども

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        “普通”に苦しむあなたへ   ~”変人性”ノススメ~

          「安定してない」って魅力なんだよ、という話

          幼いころに褒められた記憶がほとんどない。最も身近な評価者であった母は取り立てて厳しい人ではなかったのだが、テストで90点を取れば「あと10点で満点だったね」、習っていたそろばんの大会で2位になれば「あともう少しで1位だったね」という具合に、足りない部分に目を向ける人だったので、幼い私の自尊心を満たしてくれることは少なかった。 そのせいだろうか。向上心と言えば聞こえはいいが、自信の無い自分を変えたいという思いに導かれた、“変化すること”へのプレッシャーが常に私には付きまとって

          「安定してない」って魅力なんだよ、という話