[メンバー紹介③]働くことが「人をつくる」
初めまして、弘光 洋佑と申します。
私は現在、大手人材会社で働く傍ら、スタートアップラボで事業開発と営業を担当しています。ここでは、これまでのキャリア、スタートアップラボとの出会い、そして現在の業務についてご紹介したいと思います。
これまでの歩み
私の好きな言葉のひとつに、京セラ創業者の稲盛和夫会長の「働くことが『人をつくる』」があります。この言葉は、社会に出てからの私のキャリア全体を通じて、まさに実感してきたことでもあります。
私は大学時代に経験した海外インターンシップがきっかけで新卒で広告代理店に入社しました。当時1浪していた私は、1学年先に進んでいる同期に遅れを取らないようにと、英語力を磨き、留学を経験するなど、自己成長に励んでいました。総合商社を志望して就職活動を進めていましたが、残念ながら内定には至らず、結果的に前職の広告代理店に入社することになりました。
しかしその会社は、私にとって非常に前向きな選択肢となりました。大手企業との取引や優れた上司・同期との出会いがあり、入社後はその環境を存分に活かして成長できたと感じています。結果として、私が退職する頃には、その会社は東証一部上場企業にまで成長しました。
入社直後、全新入社員はまず営業を経験することが求められていました。ここで私は営業の面白さに目覚めます。自分で取引先を見つけ、自由にアプローチできる営業スタイルだったため、最初はハーレーダビッドソンやナイキといった大手企業に果敢に挑戦しました。ナイキ本社では警備員に止められるというユニークな経験もしましたが(笑)、これが営業という職業の魅力に気づくきっかけでした。
その後、数をこなすべく、新宿や汐留、豊洲の会社が多く入居しているビルに足を運び、上から下までアプローチする「ビル倒し」の日々が続きました。今思えば非効率な手法でしたが、その地道な努力が実を結び、いくつかの大手クライアントの開拓に成功しました。右も左も分からない入社1年目の私に発注をいただけたことは、金額に関わらず本当に嬉しく、期待に応えたい一心で頑張りました。この時の経験が、今でも営業の楽しさとやりがいの原点となっています。
少し遡りますが、大学受験での浪人経験や高校時代の野球部での挫折も、今の私に影響を与えています。甲子園を目指していたものの、ヒットを打てずに引退した悔しさや、就職活動での失敗体験があったからこそ、「期待に応えることの喜び」をより深く感じられるようになったのです。
その後、現在の人材会社に転職し、求人広告の営業、キャリアアドバイザー、事業企画、人材育成など、幅広い業務を経験しました。現在は、これまでのキャリアを活かし、さらなる挑戦を続けています。
スタートアップラボとの出会い
スタートアップラボとの出会いは、同僚からの紹介がきっかけでした。すでに退職して別の会社で働いていたその同僚から「営業を手伝ってほしい」と依頼され、営業が大好きな私はすぐに快諾しました。当時は平川さんがスタートアップ企業にいた頃で、私が最初に担当したのはいわゆる架電業務でしたが、新たな挑戦にワクワクしながら取り組んだことを覚えています。
その後、平川さんが独立したタイミングで再度声をかけてもらい、事業について話を聞きました。私は当時コーチングスクールに通っていたため、その話をしたところ、平川さんが「俺にやってほしい」と言って、私の初めてのクライアントになってもらいました。また、そこからコーチングを通してスタートアップラボのミッション・ビジョン・バリューを策定し、平川さんの想いに共感をして事業の立ち上げに関わることになりました。
スタートアップラボの魅力は大きく2つあります。
1つ目は、「ウェルビーイング経営」にあります。
CWO(チーフ・ウェルビーイング・オフィサー)の初鹿さんを中心に、メンバー同士が感謝の気持ちでつながり、それぞれの強みや人間性を尊重し合う環境が整っています。通常の営業会社のようにKPIを厳しく設定せず、ミーティングではお互いの近況報告に時間を割く文化には、最初は少し戸惑いましたが、今ではこの環境を楽しんでいます。
2つ目は、AIツールの積極的な活用です。
ChatGPTやPerplexityなどのAIツールを導入し、業務効率を劇的に向上させています。最初はトレンドに過ぎないのではと思っていましたが、実際に使ってみるとその効果に驚かされました。今では、AIを駆使することで他のビジネスパーソンとの差別化も図れると実感しています。メンバー全員がAI活用に積極的で、日々ツールの情報共有を行うなど、これからの成長が楽しみです。
現在の業務
現在、私はスタートアップラボで事業開発と営業を担当し、展示会やウェビナー、架電を通じてクライアントやパートナーの開拓を行っています。加えて、プロジェクトリーダーとして企画や推進を任されており、これまでのキャリアで培った経験を存分に活かしています。
スタートアップラボでの業務は、常に新しい挑戦に満ちており、自己成長の機会が広がっています。特にAIツールの活用によって効率的に働くことで、さらに深い学びと成長を得ることができ、本業にも多くのフィードバックを与えています。
振り返ってみると、稲盛会長の言葉「働くことが『人をつくる』」が、私のキャリア全体を通じて大きなテーマとなっています。働くことを通じて自己成長し、新しい自分を築いていく――このプロセスこそが、私にとってのやりがいであり、仕事の本質だと強く感じています。
最後までお読みいただき、心から感謝いたします。この文章の中で、少しでも共感や新たな発見がありましたら、それは私にとって大きな喜びです。
また、スタートアップラボでは仲間を募集しております。ご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。