「研究、未来を切り開くための留学」
こんにちは!スタトラのもりそうです!
今回はShingoさんに留学インタビューをしてきました!
シンガポール、イギリス、アメリカと三か国留学したと言うShingoさん!
ご自身の留学について、
『これまでは「世界を知る」ための留学でした。これからは「世界で闘う」ことを目指し努力していきます。留学はゴールではなく、スタートです!ここからが本番です!』
と語っていただきました!
一体どんな留学を彼はしたのでしょうか?詳しく書いていきます!!
1 プロフィール
お名前:塚本真悟さん
ご所属:東京都立大学大学院 機械システムコース 修士2年
特徴:キックボクシング、指定難病「好酸球性消化管疾患」患者、ミスターコン2017
留学先: シンガポール科学技術研究庁バイオ情報研究所(海外インターンシップSIPGA,3ヶ月)、ロンドン大学University College London(部局短期派遣制度,2週間)カリフォルニア大学バークレー校(トビタテ!留学JAPAN,6ヶ月)
トビタテについてもお話いただけました!
それについては別記事にて詳しく書かせていただいております!
2 どんな留学をしたの??
留学の目的はなんですか?
ーA 世界トップレベルの研究機関で学び、共同研究を生み出し、日本の研究に貢献する事を目的と定めていました。
そうなんですね!研究というのは大学生ならではですね!留学をしようと思ったきっかけはなんですか?
ーA まずは好奇心!世界ってどんなとこだろう?世界トップの場所で研究するってどんなんだろう?という好奇心から始まりました。そして初めてのシンガポール留学で、他国の研究者が毎週のように講演をしに来て、次々に共同研究が生まれ、促進していく光景を目の当たりにしました。これからの時代(特に私のような新領域複合分野では)日本だけに籠っていては勝てない、いかに世界中のスペシャリストたちと協力し研究を促進できるかがカギになると思い、海外に「行ってみたい」から「行かなくては」という気持ちに変わりました。
とても素晴らしい体験ですね!!海外に行って視野が広がったのだと思いますが、そもそもどのようにしてその留学を知りましたか?
ーA シンガポールの留学は先生に紹介して頂きました。カリフォルニア大学バークレー校に関しては、国際シンポジウムで登壇していたMofrad先生の講演後、ぜひあなたの所で研究させてくれと直談判し承諾を頂きました。奨学金(トビタテ)については先生や先輩からでしたね。
3 留学の価値って?
実際に行ってみて、行く前に考えていたイメージと違っていたことは何ですか?
ーA 一番衝撃だったのは、皆、授業中生き生きと楽しんで勉強していたことです。日本の多くの学校で行われている先生が一方的に説明する授業スタイルとは違い、議論が活発に行われ皆で勉強を楽しみながら授業を作り上げている印象を受けました。課題の量は本当に?(笑)と思うぐらい出ているときは確かにありましたが、それでも、もし大学の学部をやり直せるとしたら、バークレーのあの環境で学びたいと思えるほど素晴らしい環境でした。
積極性が想像以上に求められたということですね!では、逆に同じだったことはなんですか?
ーA 皆優秀、というのは良い意味で予想通りでした。分からないところを聞いたらすぐさま的確な答えが返ってくるだけでなく、プラスαで、「あっここまで考えているんだ!」と驚かされることが多々あり、自分の未熟さを痛感しました。まさにそれこそ求めていた環境だったので毎日が非常に充実していて楽しかったです。
そうなんですね!とても充実した留学だったようですが留学した時に大変だった事はありますか?
ーA まず、準備が思った以上に大変でした。奨学金を頂けることは大変光栄なことですがその分書類が山のようにあり、それに加え保険や家探し等とても大変でした。留学中は、文化の違いやトイレの汚さなどは少し戸惑いましたね。それは慣れれば問題ないかもしれませんが...
留学前にも多く苦労されたようですね。留学で楽しかったことはなんですか?
ーA 勉強,研究がとにかく楽しかったです!日本にいるときは色々とやらなければならない仕事が多いですが、海外では本当に自分のやりたいことに集中できました。どんな生活を送るも自分次第だと思いますし、自由、そして自分の望んだ環境で過ごせる幸せは何にも代えられないと思います。
とても素晴らしい環境だったんですね!留学によって学んだことはなんですか?
そうですね、ありすぎて絞るのが難しいですが(笑)
1つ言うとすれば、「自分」を強く持つようになりました。留学先がシンガポール、ロンドン、カリフォルニアと日本とは正反対の多文化社会に行きました。人種も宗教も文化、言語もばらばらな人たちと生活をし、自分が当たり前だと思っていたこともあるところでは当たり前ではない。各々が違いすぎるがゆえに、他人は他人、自分は自分と受け入れざるを得ない。良い意味でも悪い意味でも画一化社会の色が強い日本と比べ、個々の価値観が尊重される環境だったと感じています。その中で自分とは何か、集団に流された価値感と自分の真の価値観の違いを考えるようになり、自分についてより深く知ることができました。
そうですね。日本で生活していると考えられないこととも出会いますよね。留学について、不安だったことはありますか?また、それはどのようにして克服しましたか?
ーA 留学前から留学先の先生方と研究の話はしていたので、あまり不安はありませんでした。ただ、住まいのオーナーから返事がなかなか返ってこなく、フライト当日朝に住まいがようやく決まったというのは不味かったかもしれません(笑)楽観的な性格のせいで、最悪研究室かその近辺で野宿すれば良いかな~ぐらいに考えていたのですが、不安に思うべき要素は他にも沢山あったかもしれませんね。家族にはとても心配されていました(笑)
あと、これは少数派な話ですが、自分は持病を抱えているのでそこは少し心配でした。担当医に英文の診断書を書いてもらい緊急時用の薬も持っていきました。しかし、発病したらアウトだなという思いはありました。ただ基本的に今の社会は元気ですと言わなければ挑戦の機会も与えられないので、そこは頑張るしかないです。今後変えていきたい点ではあります。
そうですね、社会的なバイアスを0にすることも急務ですね。現状の留学に問題点はあると考えますか?それはなんだとお考えでしょうか。
ーA 近年、文科省や企業、大学のご尽力のお陰で、トビタテ留学JAPAN含め留学奨学金や機会は非常に充実してきました。しかし、その一方で就職した友人たちと話すと学生のうちにやっておけば良かった事として、「留学」が度々上がります。人それぞれ事情がありますので留学に行くことが本当に困難な方も勿論まだまだ沢山おり、解決すべき問題だと思います。しかし、どちらかというと今は、「留学で一年遅れるのが恥ずかしい」とか「他にやっている人がいないから」とか、他人目線の障害も大きい。また、行くかどうか悩んでいるうちに就活、卒業で留学機会をなくすパターンも多い。そういう留学に対する「精神的な障壁」を取り除くことが大切であり、それは若い僕らの働きによってでも解決できる問題だと思います。ですのでスタトラ留学情報発信さんの活動には賛同し応援しています!
私の団体に賛同していただけているのはとても有難いことです。この団体を作ったきっかけやこれからの展望についてのnoteを打っておりますので、楽しみにしておいて下さい!留学の価値とはズバリなんでしょうか?
ーA 「思考の幅を広げること」
留学は、これまで属していたコミュニティから脱し、言語もルールも違う場所に飛び込みます。外国人としてマイノリティ(=少数派)になれる良い機会です。そこから見える景色は刺激的で、毎日多くの事を学び、考えます。「比較こそが教養である」という言葉がありますが、海外では特にこれまで培ってきた日本の、自分自身の価値観の比較、見直しができます。そして、その過程の中で得た新しい価値観を取り入れることによって、間違いなく思考の幅を大きく広げることができると思っています。
そうですね。これから留学する人へ一言アドバイス等お願いします!
語学、研究、ボランティア等留学の形は人それぞれですがいずれにせよ、目的を達成できるようしっかりと準備をし、挑んでください。また、親や先生、サポートしてくださっている方々の存在を決して忘れず、感謝の気持ちを強く持ち続けてください。もし、親や奨学金団体から金銭面の援助を受けているならば、その留学に覚悟と責任を持ってください。そのお金は、期待の証です。帰国後胸を張って、頑張った!成長した!と言える最高の留学にしてください!
ありがとうございました!!
4 まとめ
どうでしたか??
とても利他主義な方で、いいメッセージも多く残していただきました!
「親のお金や、奨学金は期待の証」この言葉はその通りだと思い感銘を受けました!
今年は新型コロナウイルス蔓延により、研究が難しくなっているとは思いますが、自己研鑽の日々を過ごしてらっしゃるようです!
ShingoさんのTwitterアカウントを掲載させていただきます!
今回は素敵な体験お聞かせいただき、本当にありがとうございました!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからもどんどん記事を出していきます!シェアよろしくお願いします!noteへのいいねもしていただけるととても嬉しいです!
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