【YouTube見るのをやめたい人へ】「広告マニアックラジオ」があなたの想像力を刺激する。
2022年4月25日19時40分 更新(初コラボの話を修正)
突然ですが、ラジオのメリットってどういう点だと思いますか❓
私が考えるメリットは「想像力がはたらくこと」だと思います。
YouTubeなどの映像コンテンツは、ただ見ているだけでは頭がはたらきにくいと言われています。(勉強のための動画は除く)
一方ラジオは音しか情報がないため、話の内容を理解するためには頭をはたらかせ、想像力や記憶力に頼る必要があります。
例えば「HINOの2トンのCM」と聞いて、あなたは何を思い出しますか❓
CMを見たことがある方は、リリーフランキーさんと堤真一さんが室内プールの横で耳の水抜きや公園でのケンケンパや建築中の家の中の大工のトンカチで「トントントントンHINOの2トン」と言っていたシーンを思い出すと思います。
言葉を聞いただけでは、CM内で誰がどんな表情で何を言っていたかを「見る」ことはできませんが、一度でも見たことがあれば多少なりとも記憶には残っているはずです。
CMに限らず、人は何かの単語を聞いたときには、自然と記憶を頼りに印象的な部分などを思い出そうとします。
また、知らない言葉を聞いた時は、発音の雰囲気などから「どんなものだろう?」と考えます。
このように、音だけの情報は聞き手の想像力をはたらかせます。
想像力がはたらくと、疑問も出てきます。
「この広告の説明って、画像(映像)で見るとどういうもの?」
これが知りたくなると、人は自然と検索します。
検索して画像や映像を見ることで、「なるほど、こういうものか」と納得し、本当の意味で広告を理解します。
調べる手間はかかりますが、情報を漠然と受けとるだけ(ただ聞いているだけ)の状態よりも理解度は高くなります。
この事実に気付いてから、私は音声配信アプリをダウンロードし、広告に関する番組を探していたところ、広告マニアックラジオという番組に出会いました。
聞いてみたところ、内容が非常に興味深く、楽しめる番組でした。
20代の女子2人が日常の会話を交えながら広告についてゆるく話をしていく「広告マニアックラジオ」という番組の魅力や今後について、私の考えを交えながらご紹介します。
今まで広告に対してあまり興味を持っていなかった方や、映像コンテンツで目を酷使していた方、音声コンテンツに興味がある方のお役に立てば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
「広告マニアックラジオ」ってどんな番組?
一言でいえば「20代女子の広告オタクが広告にまつわる話について雑談しながら同級生に紹介する番組」です。
番組へのリンクはこちら。(Spotify、stand.fm)
パーソナリティーは以下の2人。
・なみさん…広告オタク。CMやポスター、キャッチコピーなどあらゆる広告について細かく調べる努力家。東京在住。インドア派。落ち着いたしゃべりで話がわかりやすい。時々言葉のセンスが光る。天然な要素あり。
・もーさん…一般人。YouTubeでCMが流れるとスキップで飛ばす。東北在住。アウトドア派。とにかく明るく共感しやすい。発言の8割が笑い声。
新潟県出身、中学校からの同級生コンビ。とても仲が良い。
番組の雰囲気は、全体的にゆったりまったりです。
お互いの趣味や最近の過ごし方の話などの雑談をしながら、広告についてなみさんがもーさんに紹介していく内容です。
基本的にはオンラインでそれぞれ家にいながら収録していますが、時には2人で会って外に飛び出し、移動中の車内や地元の公園、カフェ、サウナ施設、非常階段の下などで収録をすることもあります。
たびたび収録場所が変わるため、「次はどこで収録されるのか?」と期待するようなスタイルになっています。
広告マニアックラジオの良いところ
私が感じた良いところは以下の3つです。
1、聞いているだけで楽しくなること
2、広告に対する新しい発見があること
3、広告やしゃべり手の2人について興味が持てるようになること
もーさんがどんな話でもよく笑うので、2人の会話を聞いているだけでも楽しくなります。
また、なみさんが語る広告についての話は、作り手の思いや作成に至った背景など、製作者かオタクしか知り得ないような本当にマニアックな情報のため、新たな発見ができます。
例えば、第1回の放送では、もーさんが2021年の冬に買った「DAIHATSU ミラジーノ」という軽自動車のCMについて解説しています。(もーさんの車の話は9分30秒あたりから)
ミラジーノが発売した当初のTVCMのキャッチコピーは「かわいく、品よく。ミラジーノ」で、俳優の森山未來さんが当時20歳にも関わらず高校生役で出演していました。(映画「世界の中心で愛をさけぶ」が大ヒットして森山さんの人気が絶頂だった年です。なつかしい。)
CMの後半には、ミラジーノの横にきれいな外国人のお姉さん(英語教師)が立っているのですが、これには理由がちゃんとあるとのこと。
実はこのお姉さんが、ミラジーノのキャッチコピーのイメージ「品の良さと可愛さ」を表していたということらしいです。
その理由を聞いて、もーさんが「歳下から見たお姉さん」と言っていましたが、まさにイメージ通りのキャスティングができているなと思いました。
その回がこちら。
たった15秒足らずのCMでも、視聴者に与える印象は強いです。
また、街中に貼られているポスターや電車の中吊り広告なども同じように受け手に何かしらの印象を残します。
目に触れるその短い時間内でいかに狙い通りのイメージを持ってもらうか。
企業側は知恵を絞ってあらゆる手法で表現しています。
ただ、それを見る側は普段から数多くの広告を見ていますから、ひとつひとつの思いなどについては、すぐに理解できるもの以外はよっぽど興味を持たないと調べません。
制作会社と視聴者はこういった関係なので、制作秘話やキャスティングなどについては、あまり知られないまま広告自体が終わることも少なくありません。
実はものすごく考えて作られていた物でも、その思いが知られずに終わってしまったらもったいないですよね。
広告マニアックラジオでは、そういった広告の制作背景などについて毎回細かい部分まで解説しています。
番組を聞き進めるごとに、だんだん広告について理解が深まり、街にあふれる広告に興味がわいてくるようになります。
それと同時に、なみさんともーさんの好みや性格についてもだんだんと理解が深まり、興味がわいてくるようになります。
番組内では次の放送の予告はほとんどしないため、次にどこでどんな話をするのかがリスナーには一切分かりません。(同じテーマが複数回の放送に分かれている場合は除く)
これもまた次の放送が楽しみになる要素のひとつなのかなと思いました。
広告マニアックラジオの中で一番おもしろかった放送回
広告マニアックラジオの中で、私が一番おもしろいと感じた回は、『第8回「ドラえもんスペシャル!」感動の新聞広告/最近の映画ポスターが熱い/謎キャラエモドランとは』の回です。
おもしろいと感じた理由は、ポスターのキャッチコピーに感動があり、裏話に発見があり、会話に笑いがあるとても充実した回だからです。
日本人なら誰もが知るドラえもん。
作品の設定をみんなが知っているからこそ使える言葉があります。
・だいじょうぶ、未来は元気だよ
・氷は、透明なタイムマシンなんだ。
・僕が治せばチョチョイのチョイだからね〜
これらのキーワードについてどんな話がされていたかは、ぜひあなたの耳で確認してみてください。
大人にはグッと心にくる言葉ばかりが出てきて想像力が刺激されます。(最後のは2人のモノマネですが笑)
広告マニアックラジオの今後の展開にも期待❗️
2021年10月の配信開始から約半年、2022年4月24日時点で29回の放送を重ねている番組ですが、最近じわじわと知名度が上がってきています。
そしてなんと❗️4月25日(月)、アドバタラヂオさんと広告マニアックラジオの初コラボが実現しました❗️
放送を重ねるごとに音質の改善や新ツールの導入など、内容の質が上がっている番組のため、今後もどんどん起きるであろう新しい動きに期待です❗️(毎週月曜日の夜に更新しています)
お便り募集中❗️疑問や気持ちを伝えてみましょう
広告マニアックラジオでは、お便りを募集しています。
・TVCMやポスターなどについての疑問(なぜこういう表現なのか?など)
・キャッチコピーや名言ができた背景(何年前に誰が考えたのか?など)
・普通のお便り(おふたりのトークに癒されます。など)
いつもは気にしていなかったCMや広告の言葉について気にするようになると、新たな発見があるかもしれません。
気になる広告を見つけた際は、思い切って番組に問い合わせてみるのはいかがでしょうか。
きっと広告オタクのなみさんが、資料を詳しく調べて解説してくれると思いますよ。
宛先はこちら。
・Googleフォーム(下のバナーをクリックするとすぐ入力できます)
※フォームの宛先のアドレス
mo.and.nami@gmail.com
さいごに
今回は、私が最近ハマっている広告マニアックラジオという番組について、想像力を刺激するという点から解説いたしました。
広告は世の中にたくさんあふれており、たくさんの人が相当の思いを込めて作成しています。
それらの広告について理解を深めるきっかけとして、この広告マニアックラジオはとても良い番組だと思います。
なみさんともーさんの今後の活躍にも期待しながら、ぜひ聴いてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました❗️
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