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金曜日の朝、休日であってほしいと願ってしまう

月曜から金曜までフルタイムで働いていたら、
なぜか休日前日の金曜朝は「もしかして今日は土曜日かもしれない…」と錯覚してしまう。
しかも、その錯覚には根拠のない自信も伴っているもんだから、起きて数分経った後に「今日は出勤日だ…」と気づくと身体が重い。

平日フルタイムで働いている仕事に、生活費のためだけに働いている感があるからこそ、こうも身体が重くなってくるものだろうか。
仕事にやりがいや成長を感じられたら、また違ってくるものだろうか。

‪それに、日中はフルタイムで働き、夜は夜で勉強や作業などする生活を送っていると、木曜日、金曜日頃になると、身体が休日を欲しがっているのがわかる。

‪たとえ睡眠をとったとしても、ストレスや疲れはリセットされず着実に蓄積されていく。‬

‪それでも、行きたくない気持ちを引きづりながらでも、職場に行ったら自然と仕事モードになり、動きっぱなしでも気力で乗り切れるかもしれないと自分を過信してみるが、
心の中ではやっぱりいつもどこかで息切れを感じている。

部屋の中が寒いので布団の外には出ず、とりあえず閉じていた目を開け、
リモコンで‪テレビをつけたら、いつも通り平日朝の情報番組が流れている。

どう考えても金曜日なんだけど、
「いや、今日は土曜日だ」と無駄に抵抗してしまい、いつもの通勤電車に乗り遅れる時間ギリギリまで思い込んでしまう。

無駄な抵抗をしている時間はないとわかっているのに、ギリギリまで思い込もうとするのは我ながら本当に往生際が悪い。


他人の矛盾した行動にはあれこれ思うことがあっても、
「いやいや。矛盾してるのあんただよ!」と反抗されても何も言い返せない…。

刻々と時間は10分、20分と過ぎていく。
朝の情報番組も着々とエンディングへ近づいていく。

‪むなしいことに何度思い込んだとしても「今日が金曜日」という事実は翻らない。
「今日は金曜日だ」と素直に認め、朝食を食べず急いで支度をして駅まで向かう。‬

‪時間がないと思っている時に限って、
別にいまはやらなくてもいいだろと思われることばかりしてしまうから、どんどん時間がなくなっていく。

‪いつも出社時刻ギリギリに遅刻気味で出社して目をつけられているのに、週末の朝は更に無駄なことをしてしまうから、本気で遅刻しそうになるから怖い。‬

仕事への遅刻には恐怖を感じる。
仮に遅刻してしまった場合、最初は猛省するだろうけど、中だるみしてきた頃には遅刻クセがついて何回も遅刻してしまいそうになるのも怖い。

時間にルーズなのは信用を失うことが多いので、遅刻だけはどうしても避けないといけないという意識がある。

朝起きたら出社時刻を数時間過ぎてて、
目を開けてスマホを見たら、職場の人からこれでもかというほどの着信履歴が入っていて、
「頭真っ白」「すべて終わった」と部屋の中で呆然と過ごす未来だけは起きてほしくない。


早寝早起きが一番いいのはわかっている。

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