久しぶりにピアスを開けた話。
ピアスを開けたのは今朝。
ピアッシングをしたのは、10年ぶりくらい。
ピアスを開けるのって、なんだか特別だ。
今回開けたのは耳ではない。
「スクランパー」といわれる場所で、上唇と上歯茎をつなぐ筋の部分だ。
「牙ピアス」と検索すると、おそらく画像が出てくると思う。笑うとチラリと見える吸血鬼のようなピアスである。
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そのスクランパーというボディーピアスを知ったのは、Twitterだった。
私はTwitterで、可愛い女の子をフォローして眺めるのが趣味なのだが、そのフォローしている中にいた、元アイドルの子で今はコンカフェの店員をしている女の子が、そのスクランパーを開けていた。
猫のような…ヴァンパイアのような…そんな不思議な魅力に私はすぐに虜になったのだ。
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ところが、どうやって開けたらいいのか。
口内ピアスは初めてだ。耳ならピアッサーなどを使えば簡単に開くけれど、安全性は?排除は?と色々気になることだらけだった。
準備するものは、意外と少なかった。
・ニードル(オススメは14Gらしい)・うがい薬や液体歯磨き(消毒や口内を綺麗な状態に保つため)・ティッシュやタオル(血やよだれなどを拭き取るため)・ファーストピアス(開けたニードルと同じGのストレートバーベルかバナナバーベル)
以上だ。
他にも、貫通させるために反対から支えるものとして消しゴムやスポンジを用意したり、炎症防止のために軟膏をニードルに塗ったりする人もいるらしい。
そして、ある程度の知識を得ながら準備を進めて、用意が整ったのは4月頃。
大体、3日〜1週間で腫れなどがひくらしいので、3日連続した休みがある日にしようと思ったところ、旅行だったり、風邪だったり、何もない3日連続の休みがなかったため、先延ばしになっていた。
そして、訪れた今日。
夜の仕事は4日間お休み。ライブに参戦するものの指定席なため比較的安全。最高の条件が整った。
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いざ開けるとなると緊張する。
私が準備したのはこちら。
・14Gのニードル・明治うがい薬C・16Gのストレートバーベル・割り箸・ティッシュ・ペンチ
歯磨きをして、うがい薬で口内をキレイにする。
そして、ニードルを90度になるようペンチで曲げる。
割り箸を、開ける場所の反対側に支えとして置き、一気にピアッシング。
痛い。ジリジリした痛みが走る。
そして、ファーストピアスを入れようとしてニードルを抜いてしまった。これが失敗だった。入らない。
そして、もう一度ピアッシングする。
ニードルは、注射針のような構造になっているため、空洞がある。貫通した先の空洞の中にファーストピアスを入れて、ニードルを抜くと同時にピアスを押し込んだ。成功だ。
しかし、ここからだった。
ストレートバーベルの内径は8mmのものだったのだが、なかなかキャッチが取り付けられない。入ったと思っても、よだれや血で滑ってなかなか回らず閉まらない。指が歯茎に当たって意外と使えないのだ。
「助けて〜!」と彼に助けてもらう。
そして、彼が提案したのは「ペンチで一度キャッチをつけてから回してみる」だった。
そんな器用なことできるわけない。ということで、私は彼に情けない顔を見せながら、彼にピアスを取り付けてもらった。
無事キャッチがはまり、再びうがい薬でうがいをして、初スクランパーのピアッシングが終わったのだった。
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スクランパーはほぼ無痛だとか、出血も少ないとの情報だったけれど、私はとても痛かったし、出血も多かった。
新しく開けたいという人がいたら、バナナバーベルかサーキュラーバーベルというピアスをオススメしたい。もちろん内径は大きい方がいい。キャッチが取り付けにくいからだ。
また、口内ピアスは穴が安定することがないらしく、数時間ピアスをしてなかったら塞がる可能性もあり、排除(簡単に言うと、穴が下がってきて千切れてしまったりすること)も早いらしい。
一瞬のおしゃれにはなるけれど、清潔に保って、スクランパーが少しでも長く楽しめるように努めたい。
早く牙ピアスがしたくてたまらない。1ヶ月後が楽しみだ。(腫れが引いたらつけてもいいみたいだけど)
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