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私の中に優しい空気が駆け抜けた。

「私、彼氏ができました。」なんて、世界一どうでもいい報告かもしれない。

突然Twitterで打ち明けた彼氏いる宣言は、結構勇気を出した。今までの私は、誰かと付き合っていることを公言するのは苦手だったから。ちょっと遠回しだけど、彼氏がいることをSNSで打ち明けた。

好き好きしている自分が気持ち悪いだとか、そういう感情も少しあったかもしれない。それこそ、

誰かとお付き合いをすること=ネガティブな行為

だと思っていた。だって、

もし別れたらどうするの・・・?

SNSで交際宣言している人が羨ましい反面、とてもすごいことだと感じていた。友人にはもちろん話すけれど、すぐ別れたらと思うと怖くて、交際して何ヶ月か経たないと言えなかった。さらには、彼氏と一緒にデートするのも誰かに見られるのが嫌だったからカラオケとか、ご飯だけ行くことが多かった。

そう、だからこそ今お付き合いをしている彼氏は、私の中で革命的だった。

実は今日で、彼と付き合ってちょうど2ヶ月目なので、少し振り返ろうと思う。

出会ったのは今から3ヶ月前。

私が働いているBARへ、常連さんに連れられた来たのが始まりだった。

私の第一声は、
「星野源に似てるって言われませんか?」

あとは少し話をした程度で、その日は終わったんだけれど。

星野源さんが好きな私は、それはもうテンションが上がりっぱなしだった。いろんな人に「あの人星野源に似てない?」ばかり聞いていたし、今思えば浮かれていたかもしれない。

それから彼は1人でも通うようになり、たくさんの話を経て、「あと○回会ったらLINE交換しませんか?」と私から提案をした。でもその時は恋愛感情よりも友達になりたいという想いが強かった。

そのカウントダウンがあと2回になった時、私が思い切って、「やっぱり今日!今日交換しましょう!」と彼の手を握って迫った。(後から聞くと、それがキッカケで、彼は私にときめいたらしいのだけど)そうして、LINEのやり取りや何度も顔を合わせて…とそんな繰り返しが交際まで繋がり、今に至るわけだ。付き合うまでが早いと言われたらその通り。ひらめきや直感を大事にしたい私らしいスピードだと思う。

私がいつ好きになったのかは、少し曖昧でよくわからない。しかし今までの恋愛は、いつも受け身で自分から行くなんて考えたことなかったのだけど、今回は違った。

思えば今までで、1番頑張った恋だったのかもしれない。だからこそ、お付き合いしてることを公表したいし、幸せを分けたくなる。そんな気持ちでいっぱいなのだ。

もうひとつ、これまで交際してきた時と違うことは、彼から毎日ハッピーな言葉をプレゼントしてもらっていること。

例えば、「今日も可愛いね」「偉いね」「お仕事頑張ったね」と誉めてくれるのだ。

自己肯定力の低い私は、こうして毎日毎日誉めてもらえることが嬉しくて、なんでもないことを報告しては誉めてもらい、少しずつ自分を好きになっている気がする。受け取った幸せの言葉の数、私は強くなっている。そう思える素敵な恋愛をしていることが嬉しい。だからSNSでも宣言しようと思い切った。

まだ2ヶ月経っただけで、そろそろお互いの素顔が見えだすという3ヶ月目に突入していくけれど、これからも思いやりの気持ちを忘れずに、過ごしていけたらいいなぁと思っている。

素敵な記念日に、愛を込めて!

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[星野 カナタ]
お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。