夕方に潜む、カラクリ世界。 9 [星野 カナタ] 2019年11月6日 22:11 忘れられたような公園に、芽吹く赤の飾り。誰もいない空を写すミラーも、今日は少しだけモデルのように佇んでいる。撮って欲しいと訴えかけているように、ただ青い色を映して。角度が違えば、同じ時間なのに朝と夕方のようで、カラクリ世界に迷い込んだみたい。この世には、私ひとりしかいなくて。それでも世界は回っていると、使い古されたフレーズが、なんとなく頭の隅っこに浮かんだ。 いいなと思ったら応援しよう! お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。 チップで応援する #日記 #写真 #詩 #ポエム #公園 #散文詩 9