【映画レビュー】「レナードの朝」を観たよ【眼鏡を大事に】
この前、仕事中にバイトの子に「いけださんって天然ですよね」と言われました。
「確かに私は天然パーマだが、馬鹿にしてんのか?」と返したら全力で笑いを堪えてるような表情で「す、すいません」と謝られました。
いやあの分かってたよ。ちゃんと分かってたよ。........分かってたもん。
今回は「レナードの朝」という映画を観ました。
1991年に日本で公開された、アメリカの映画です。
ロビン・ウィリアムズ、ロバート・デ・ニーロのタッグ。豪華すぎんか。
個人的に、ロバート・デ・ニーロが出るヒューマンドラマ系の映画が好きです。
要領を得ないあらすじ
ゴッツい腕毛ともみあげと繋がった髭を生やしたコミュ障気味のマルコムは、元々は研究専門の医者。
しかし赴任した先の病院で臨床をやることになり、うわーやだなー研究したかったなーとか思いながらも頑張る。元々真面目だからねぇ。
病院は慢性神経病患者専門の所で、なんかこう、えーっと、なんつーの?体がカッチコチになって動かんくなる病気。それになった人達のお世話をするところ。
ある日、マルコムは患者達に反射神経が残ってる(投げたボールをキャッチするとか)ことに気付き、それを活かして患者たちに少しでも元気になってもらおうと色んなレクリエーションを行い始めた。
やがて更に彼らの病状を改善させようと、最近出たパーキンソン病の新薬を使うことを考える。
そして重病患者のレナードを対象として、なんやかんや頑張って病院と家族から許可を得て、治療を開始した。
そしたらまぁ、なんということでしょう。
レナードが喋りだした!起き上がった!立った!歩いた!うわーーー!
感想
凄くいい映画なんだけど、終始メガネの扱いの酷さが気になった(笑)
ベッド脇のテーブルではなく、体のすぐ横にメガネを放り投げた状態で眠って、起き上がる時にうっかり踏みそうになるとかね。
レンズもベタベタ触るし、吹っ飛んで床を転がったりする。
眼鏡ユーザーとして、思わず「眼鏡、頑張れ!」という気持ちになりました。
もちろんストーリーも良かった。ちょっとうるっときました。
ほんで当たり前やけど、マジで今更やけど、やっぱりロバート・デ・ニーロさんってとんでもない俳優ですね。
「ゴッドファーザーpart2」の時の、あのシュッとしたイケメンが、この映画では慢性神経病患者ですからね。そしてこの9年後には偏屈な舅になって、さらに15年後には嫁を亡くしてアン・ハサウェイのインターンになるんだからすげぇや(全て映画の話)
劇中で彼の慢性神経病がぶり返してるときに、恋人の女の子と会話する時のあの震え方。顔の痙攣。本物の患者のようでした。凄みがある。
ロビン・ウィリアムズさんも素晴らしかったです。彼のあの、オドオドした演技って結構好き。なんか可愛いよね。
そのオドオドしてた人が少しずつ自信を持つようになり、堂々と人と接するようになる様がとても素敵。そして堂々としてても、最初のオドオドしてた時のおちゃめな感じが残ってるんですよ。
そういえばスティーブン・スピルバーグ監督の「フック」という映画。あれのロビン・ウィリアムズさんの自信なさげな演技も良かったですよ。これとはまた違うベクトルの自信の無さですけど。
あとね、演技とは全く関係ないけどマジで腕の毛凄いなって思った。
終始「あなた腕の毛すごいわねぇ。手の甲にも生えてるじゃないの」って心の中で語りかけてた。
あ........ロビン・ウィリアムズさんはもうこの世に居ないんだよな........。
いや忘れちゃ居ないんだけど、あんまり考えないようにしてる。このことを考える度に胸がキュッとなるもん。
マジで子供の頃からたくさんの映画で観てて、ずっと好きだったもん。
ロビン・ウィリアムズさんと藤原啓治さん(野原ひろし役のひと)の死だけは、マジで思い出す度にガチで悲しくなる。クレヨンしんちゃんも大好きだもん。
でも藤原啓治さんが亡くなってからは、悲しくなってしまうからあんまり観れなくなった。こういうの一人で泣きたくないし。
あっロバート・デ・ニーロさんももう79歳........!
くそぉ........まだまだ長生きしてほしいなぁ........!!
彼に賢者の石渡したい........!
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