(詩)Eustoma
人が沢山居るのに孤独を感じるのは
きっと愛されたいからだ
かと言って欲した瞬間に手に入りはしない
それ処か、誰でも好い訳でもない
世界は厳しいもので
強く望む物は簡単には手に入らない
剰え空手のままで死ぬ事も
空っぽの心を満たす物は少ない
僕は生まれてからずっと
己が未完成のままグラついている
そんな気がしてる状態でここに居る
君の欠片を見付けただけで
この体が完成に近付いた様に感じた
地に足が着いてるのが怖くて何度も消えたかった
遠い所から観て居たかった
そこに立つのは嫌だった
誰にも触れず、誰も汚さず
傷付けないまま、視界に入らないまま
ずっと観て居たかった
世界が僕の事も大事にしようとする
観客席には座れない