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世間噺と夢見の徒然#11 買取屋さんがやってきた

昨年の師走に逝った義母の遺品整理も終盤戦です。

夏の真っ盛りに納戸を整理したら、書画骨董から民芸品、食器までゾロゾロと
出てくること、出てくること!!!
予測はしていたのですが、想像以上に多くて。
義母は戦前戦後の物のない時代を経験したので、溜めこむのも仕方のない事かもしれません。
盛夏のある日、息子夫婦に手伝ってもらい、ゴミと価値のありそうなものを種分けを。
山のような不燃ゴミは回収日に何回かに分けて出すことにしましたが、書画骨董の類は買取業者に出張してもらことにしました。

業者を選ぶ

ここのところテレビのCMで、店名を連呼しているお店もあれば、ラジオ番組のCMで宣伝している業者もあり、どこに頼むか迷いました。
ネットで調べてみると、案外多いのが「押し買い」する業者。
着物の買取を頼むと、こわもてのお兄さんがやってきて、着物以外の古銭やら貴金属はないかと尋ね、あるとなると二束三文で買っていくらしい。

それ、コワくないですか?

という訳で、調べてみて比較的近くの業者を発見。
ご夫婦でやっており、地元商店会に入っているもよう。
店舗写真も上品だし安心できるかも、と電話で出張を頼んでみました。

やってきたのは、ご夫婦二人。ご主人は古銭や切手が得意分野で書画骨董を。
奥様のほうはブランド物や宝飾品を担当されているようで、時にはスマホで査定額を確認して、サクサクと効率よく作業を進めていきます。
好奇心が強い私の質問に、快く答えてくれて好感を持ちました。

買取価格を期待してはいけない

当然だけど、需要と供給から買い取り価格が決まります。
エルメスのバッグを出したのですが、それほど汚れやスリ傷がなくても
型がポピュラーではなかったので、価格は思ったより安かった…。
残念。
プラダは高く引き取ってもらいました。
チェックポイントで、へぇ~、と思ったのはナイロン生地の細かい皺部分。
定着してしまうと伸ばせないので、マイナスポイントになります。

貴金属は台となる金属が何でできているか、でザックリと分類していました。
金の含有率も基本的なところだし、さらには記念のコインや盃類も、ニッチなコレクターがいるので以外と高く引き取ってもらえました。

案外お金にならなかったのが、書画骨董。
頂き物の花瓶や置物、絵画、色紙・扁額類は、作者の銘が入っているのが
基本で、もちろん箱に入っていたほうがベターではあります。
あと、〇〇さんへ、とか個人名が入っていると、所有者がバレるので注意したほうがいいかもしれません。
それで引っ込めたものも、何点かありました。
そして、家族のルーツを象徴している品物は売却するのを止めました。
漆製品は価格がかなり安くてビックリ!
しかし捨てるよりマシなので、引き取ってもらうことに。

後日、古銭や古紙幣、記念硬貨が出てきたので、同じ業者の店舗に持ち込みましたが「捨てるよりマシ」価格。
期待してなかったので、ま、いいか。

ラスボスは家具

義母スペースが空いたので、リフォームの話が浮上しています。
まずは義両親世帯の家具を捨てなくてはなりません。

これがスゴイ。
桐のタンス2竿に始まり、物入、サイドボード、飾り棚、ワゴン、ドレッサーなど大物家具がたくさんあるのです。

で、粗大ごみとして処分することにしました。
しかし、シニア夫婦が運べる重さではないので、家事代行業者を頼むことにしました。

家事代行を依頼した話はまたの機会に。



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