引き寄せの法則って実は・・・
一昔前の話、「引き寄せの法則」が流行りましたよね。
今もスピ系なんかでは根強い人気があると思う。
あれってさあ、今思うと
「引き合うの法則」ではないか、思うんです。
「自分の中(潜在意識・深層心理)にマイナス意識があれば、同じような人間と引き合ってしまう」
もちろん、人生が発展する良き人達との出会いがあればいいんですが、大抵は足を引っ張るような人達との出会いが待っていることも多いのが実情でしょう。これまでにも沢山の方からそういったご相談を受けてきました。
いきなりですが、中国占星術の紫微斗数には陰煞星(いんさつせい)という何やら恐ろし気な星がありますが、簡単に言ってしまえば、今も昔も古今東西うじゃうじゃいる魑魅魍魎=陰煞星ってところでしょうか。
紫微斗数ではこの陰煞星がどの宮にあるかによって得られやすい状況を具体的にみていくのですが、
これって言いかえれば、例えば
「あなたの潜在意識にマイナス感情があれば、陰煞星とも簡単に引き合ってしまう」ということなんだと思う。
で、問題なのは、潜在意識・深層心理って自分では気づくことが容易でないってことですよね。たいていは幼少期のことが多いでしょうし、そもそも潜在意識は自分で気付くことはできない。
ヒプノセラピーなんかだとこれらの問題を解決していくためにクライアントに催眠をかけるのでしょうが、このご時世誰もが高額なお金を払って催眠療法ができる訳ではないと思う。(少なくとも私にはそんな余裕はありません)
じゃあ、現実問題として、自分の足を引っ張る魑魅魍魎と出会ってしまった場合に一体どうすれば良いのかってことですが、私が今回提案したいのは以下の2つです。
①認めること
②起きた(起きてしまった)事象を丁寧に分析していくこと
主にこの二つが軸になってくると思います。
具体的には、
①は、まず自分の中(潜在意識・深層心理)にマイナス面があることを認めること。そしてその過去のマイナス面が今の事象を作り出していることに気付くこと。
②文字通り、今何が起こっていて、ここからどう行動すれば良いのかを思考すること。
が大切です。
そうそう、んでもってスピ系にはあまり近づかないほうが宜しいかと思います。
恥ずかしながら、以前は私もかなりスピってた黒歴史があります。
で、占星術は自分を分析するツールとして使うには大変良いと思うんです。
日記帳の左側にホロスコープなり命盤なりを貼って、右側に一日すこしずつでも気付いたことを書いていくのも有効な方法だと思う。
ただ、これを他人分析のために時間を割きすぎない必要があると思いますね。最近はSNSにより他者承認を求める人で溢れかえっていて、それゆえに自分より他人のことを分析する人がとても多い印象を持っています。
確かに相手を知る上でも占星術は役立ちますが、他人よりまずは自己分析をする方がはるかに人生は有益になるはずです。
そうそう、占星術師はスピ系とつながっている人むっちゃ多いので、仮に占いを依頼するときも注意が必要でしょう。間違えると、現実とはそぐわない鑑定結果となってしまうかもしれませんよ。だって言っちゃ悪いが占い師の頭がアレならば、アウトプットもそっちに傾きやすいでしょうからね、、、。
ここまでお読み下さりありがとうございます。
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