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2023年創作振り返り
こんにちは。創作大好きの民、星野ラベンダーと申します。
2023年も今日で終わりですね。一年ってやはり短すぎるなと思ってしまいます。あっという間でした。
さて、2023年の私は、どんな作品を生み出したのか。今年も創作TALKにて、今年一年の創作を振り返っていこうと思います。
一つの作品ごとに振り返っていく形になりますので、かなり長い記事となっていますが、もしよろしければお付き合い下さいませ。
(ちなみに振り返った作品には全てリンクを貼っていますので、興味が湧きましたら覗いてみて下さると幸いです……!)
長編について
私は現在、コズミックトラベラーという、ソフトSF×ジュブナイルの大長編小説を連載しています。
https://ncode.syosetu.com/n2031gr/
2019年から連載を開始しているこの作品を書くことは、もはや私の生活の一部となっており、ずっとコンスタントに更新することができていました。
ですが。
まず始めに懺悔します。なんと2023年、コズミックトラベラーを全く更新できませんでした。
2022年の創作TALKで来年の目標にPart7の完結を書きましたが、あのときの決意はどこへやら。たったの2章しか更新することができませんでした。2章です。そのうちの1章は去年から書いていたものだったので、今年完成することができたのは実質1章です。吐きそうです。
この現実を直視したときの衝撃といったら! 己にかつてないほどの怒りと嘆きを抱きました…………。本当に、どうしてこうなったのでしょうか。
3月~6月
Chapter3(第3章) 文字数:約15万字
去年の12月から書き始めていた章です。主人公含め、作中に出てくる複数の重要人物にフォーカスを当てた章となっています。それだけにかなり長めの字数になりました。
重要な章なので書いている間は試行錯誤を繰り返しましたし悩みを重ねましたが、振り返ってみると、ちゃんと納得いく出来になっていたので本当に良かったです。
8月~11月
Chapter4(第4章) 文字数:約11万4千字
実は2019年、Part1を始めた頃からずっっっっと書きたかった章です。ようやくここまで辿り着いたのかととても感慨深くなりましたね。
終盤のシーンを物凄く書きたくてたまらなかったのですが、実際に書いてみると、まあ楽しくて楽しくて顔のにやつきを抑えられませんでした。溢れ出る不審者臭。
12月
Chapter5(第5章) 文字数:約5万字
今書き進めている章です。多分折り返し地点についたかつかないかくらいの進捗です。
とりあえず1月中に書き終わることを目標にしています。
……すっっっくねえなオイ!!!!!!!
すみませんつい口が悪くなってしまいました。自分で自分がどうしても信じられなくてですね。
私がここまでコズトラを更新できなかったのは初めてのことでして。やはりこの現実を直視するのは辛いです。特にスランプだったわけでもないのに、なぜこうなったのか……。
考えられる理由としては、やはり「毎日書かなかったこと」だと思います。2023年になってすぐの頃は、ほんの少しでも毎日書いていました。
ですが段々と、うだうだとやる気を待つようになって、色々やらない言い訳を重ねて、やらない日が増えていきまして。
書かないでいると、どんどん脳味噌から書きたい気持ちが薄れていくということがわかりました。やる気も、本来待つものではないのですよね。やって初めてやる気は湧いてくるのですよね。
頭ではわかっていたはずでしたが、それがどういうことなのか、本当の意味では全然理解していませんでした。
2023年はコズトラを思うように書けなかったという点で強い悔いが残ってしまったので、来年はこの苦い気持ちを無駄にしないためにも、悔いが残らないようにするためにも、なるべく毎日コズトラを書いていきたいと思います。
短編について
今年は割と短編を生み出した年となりました。
なんとこの短編の全てが、イベントもしくはコンテスト参加作品です。
1月
「田中、お前死んでるだろう」 ジャンル:少し不思議な現代ドラマ、友情
ノベルアップ+より、冬マラソンの参加作品です。
主人公の神原が体が透けて幽霊になってしまっているクラスメート、田中と出会い、てんやわんやの冬休みを過ごす連作短編小説です。
最近カクヨムにも掲載しました。
冬マラソンは、それぞれ五つのお題ごとに沿った作品を書くというイベント内容なのですが、三十分くらいお題の載っている画面とにらめっこしていたらこちらの話が浮かんできました。
もともと「幽霊になっているクラスメートとばったり出会う」という話のネタそのものはあったのですが、それをどう膨らませようかと悩んで、ネタそのものは保留にしている最中でした。
お題とにらめっこしているうちに、冬マラソンの五つのお題と「幽霊になっているクラスメートとばったり出会う」話が少しずつくっつき、噛み合っていき、一つのプロットが完成したのです。
普段私は、話のネタや流れなどは下りてくることが多いのですが、この作品では珍しく、机に向かって考えていたら始まりから終わりまでが浮かんできました。
私の好きな作品の傾向である、明るくてコメディ要素があるけれど、じんわり切ない部分もある作品を書くことができました。
書いている間とても楽しくて、納得のいくお気に入りの短編を仕上げることができました。
3月
「博士と歩んだ世界旅行」 ジャンル:SF、恋愛?
ノベルアップ+より、AI×恋愛短編コンテスト参加作品です。
病弱な博士に代わり、ロボットが世界を旅する話です。
ロボットが大好物で、ロボットが心に芽生える話が超大好物な私としては、まさに狙い撃ちされたかのような私得すぎるコンテスト! これは参加せずにはいられない、と意気込みました。
……が、最初に書き始めた作品がどう足掻いても規定の字数に収まりきらないことがわかり、呆然としてしまいます。
その作品を書くことは諦め、別のものを書こうとしたのですが、参加したい気持ちは強いのに、ネタが全然浮かんでこない。こんなに素敵なコンテストに参加できないまま終わるのか……と覚悟もしていたのですが、ある日急に、ネタが下りてきました。まさに救いの手が差し伸べられたような気分でした。
おおむね納得していますが、一応規定字数以内に収まりましたが、それでもギリギリでかなり削らざるを得なかったので、実は少し消化不良感が残っていたりします。いつか加筆修正したい作品です。
5月
「竜の魔法使いと、〈道具〉の魔法使い」 ジャンル:ファンタジー
ノベルアップ+より、魔法のお守りコン参加作品です。
特異な見た目をしているために〈道具〉として奴隷のように扱われ続け、最終的に恐ろしい竜の棲む魔法の森に捨てられた少年ミアプラが、竜のノーヴァと森で暮らすことになる話です。
こちらも「田中、お前死んでるだろう」と同じく連作短編となっています。
魔法、異種族同士の絆、人外と子供の交流、心を知らない存在が少しずつ心を得ていくストーリー、お互いの孤独を支え合う関係性など、自分の好きな要素を目一杯詰め込みました。
AI×恋愛コンテストと同じく、魔法のお守りにファンタジーにと、大好物のコンセプトが詰まったこちらのコンテスト。絶対参加したいと思ったのですが、こちらもなかなかネタが浮かばず、思いついたのが期間終了が近づいてきてからだったので、かなり急ぎで書くことになってしまいました。楽しかったですが、もっとじっくり作品と向き合いながら書きたかったなと思っています。
締め切りが近くなっているのにもかかわらず、なぜか余裕をぶっこいて書かない日など作っていた結果、物凄く追い込まれてしまうことになり、後悔しました。いや馬鹿なのか私は……??
……そのせいで途中の話がギリギリ期限以内に投稿できなかったのも強いショックとして残っていますね……。トラウマですが、自業自得なので何も言えないです。私が悪すぎる……。
今回のことで、締め切りには余裕を以て挑もうと、堅く心に誓いました。慌てて書くと、それで書き上げても、消化不良感が残ってしまって勿体ないですし。
7月
「引きずられる峠道」 ジャンル:ホラー、ミステリー
ノベルアップ+より、イヤミスコン参加作品です。
読後感が嫌な気持ちになるミステリーということで、つまり後味の悪い作品かなと解釈。どうやって後味の悪さを描くかはすぐ決まったのですが、ここで思わぬ壁とぶつかります。それは、「ミステリーって、なんだ???」
ミステリー小説は大好きで、持っている小説でもミステリーはかなり多いジャンルなのですが、いざ自分で書くとなると、そもそもミステリーの定義がわからなくなってしまうという不思議な事態に陥ってしまいました。
トリックを用意するのか? 殺人事件が起こるのか? 謎解き要素があれば人が死ななくてもいいのか? サスペンスとミステリーの違いは?
ほぼ連日「ミステリーとは」と検索していた記憶があります。
最終的に、作品内で提示された謎を解き明かすことを主軸に置いた話がミステリーに分類されるのではないか、と解釈するに至りました。
それでもなかなか話が思い浮かばなかったのですが、私がミステリーの中でも一番好きな「ホラーミステリー」で書いていくことを決めると、段々と内容が思い浮かんできました。
登場するキャラクターですが、頭の中にプロットだけ存在する、いずれホラー×ミステリーの長編小説を書くときに出そうと思っているキャラクター達を出しました。既にある程度人となりが決まっているキャラを出すわけなので、割とすらすら書けましたし、結構楽しかったです。
……が。後味を悪くするためだから仕方がなかったとはいえ。
私はもう二度と、金輪際、未来永劫、犬が犠牲になる話は書きません(死んだ目)
書いている間、真面目に体調が悪くなっていました……。辛かった…………。
8月
「誘う神社」 ジャンル:ホラー
ノベルアップ+より、夏の夜の怪談コンテスト参加作品です。
出てくる怪異の正体がわからない系統のホラー小説です。ちょっとびくびくしながら書きました。
こちらの短編、かなりのお気に入りです。特にオチが凄く気に入っています。正直、今まで書いてきた中で一番好きなオチです。あのオチは最初から決めていたのですが、書き終わったときに何とも言えない爽快感と達成感を抱き、謎に笑ってしまいました。
かなり納得いく作品を書けて、本当に良かったです。
(※現在、諸事情により非公開に設定しています)
10月
「宇宙からのプロポーズ大作戦!!」 ジャンル:SF、恋愛
「ウサギの王子様と、不思議な月の王国」 ジャンル:児童小説、現代ファンタジー、恋愛
「宇宙からのプロポーズ大作戦!!」は、ノベルアップ+より、秋マラソン参加作品。
「ウサギの王子様と、不思議な月の王国」は、カクヨムより、世界を変える運命の恋コンテスト参加作品です。
両方を同時に進行していたこと、しかも二作品とも締め切りが存在する小説だったので、ひいひい言いながら書いていました。
どちらも間に合わないかもと思っていたのですが、幸い二作品とも、割と締め切りに余裕を持たせて完成させることができました。
「宇宙からのプロポーズ大作戦!!」は連作短編小説となっています。カクヨムにも掲載しています。
17歳の少年であり、宇宙人のアルニラは、友人のシェダルと共に地球を訪れます。子供の頃に地球に来たときに出会い、結婚の約束をして別れた地球人の少女、ツムギにプロポーズをするためです。ところがアルニラの星と地球では時間の流れが違っていたため、ツムギはアルニラよりずっと年上になっていました。しかもツムギには婚約者がいると。ツムギを取り戻すための、アルニラの作戦が始まるという話です。
実はこの話、私が昔見た夢の内容がもとになっています。いつか小説として書き起こしたいと思っていたので、願いが叶って嬉しかったです。
この作品、実は私にしては物凄く珍しい恋愛小説です。恋愛ものを書くのがとても苦手で、今までまともに書いたことがなかったのですが、今回ちゃんと恋愛ものを書いてみようと思い、挑戦してみました。
結果、やはり恋愛ものを書くのが苦手なのは変わらなかったのですが、とても楽しく書くことができました。
恐らく普通の恋愛小説とは違った雰囲気になってしまっているのは否めないのですが、それでも私はこの作品を気に入っています。主人公のアルニラもお気に入りのキャラです。
オチをどうするか物凄く悩んだことが深く記憶に残っています。もともと決めてあったのですが、そのオチで本当に良いのか悩み、いくつもの結末が浮かんでは消えていきました。
悩みに悩んだ末、結局もともと決めていたオチを採用したのですが、この結末にして良かったと、書いてみて心から思えました。書き終わって、この結末以外有り得ないとまで思いました。本当に変更しなくて良かったです。
「ウサギの王子様と、不思議な月の王国」も恋愛ものです。ただこちらは現代ファンタジーを主軸にしていて、恋愛要素が周りを取り巻いているという感じです。
引っ込み思案な主人公が、ある日学校で飼っているウサギが男の子に変身するところを目の当たりにし、月に隠された王国に招待されるというストーリーです。
ちなみに男の子は月の国の王子様なのですが、彼を取り巻く周囲には穏やかでない空気が漂っており……という不穏要素も入ってきています。
実はこちらの作品、小学生の頃の私がよく頭に描いていた、学校で飼っているウサギの正体が人間で、しかも月の国の王子様だったら……という妄想をもとにしています。
もともと児童小説を書いてみたかったこと、思い浮かんだ話の内容とコンテストおコンセプト内容が一致していたことから、よし書いてみようと思って勢いに乗って書き始めた作品です。
明らかにコンテストの雰囲気に合っていないのは承知の上です。コンテストに参加という名分がないと一生書かない気がしたので……。
で、結論を言うと。
……児童小説、難しすぎる。
こんな難しいのですね?!?! 難しいだろうと思っていましたが、想像以上でした!!! 甘かった!!! 気軽に手を出してはいけない代物でした!!!
文体を大きく変えたこと、規定字数以内におさめるために色々削ったことなど色々な要因が重なってか、正直この作品、全然納得がいっていません。今すぐ全編書き直したいくらいには……。
どうしてここまで納得いかないと感じているのかよくわからないのですが、考えられる一番の理由としては、自分の理想とする児童小説のレベルに、全然達していないと感じたことです。
憧れや書きたいという気持ちだけではままならないこともあるのだと痛感しました。悔しいですね。書きたいのに書けないものがあったという事実が、とんでもなく悔しいです。
正直消したいくらいですが、ただ、なかったことにはしたくないという思いもありまして。
生み出したキャラクターは皆大好きですし、彼らの行く末を見たいという気持ちがあります。それに、書いているときは、本当に楽しかったのです。
ラストまで完結していなくていいというコンテストだったので、こちらの作品は巻数で表すと一巻目に当たる部分で一応の完結になっています。
コズミックトラベラーが一段落したら、今まで書いた部分を加筆修正した上で、続きを書いていきたいなと思っています。
12月
「掃除代行人、シンデレラ」 ジャンル:コメディ、童話
ノベルアップ+より、新釈グリム童話フェア参加作品です。
もしもシンデレラが灰かぶりと呼ばれることを誇りに思うタイプだったら……という発想から生まれた、「シンデレラ」を星野ラベンダー流に新解釈した作品となっています。
グリム童話を自分流に新解釈して新しい作品を生み出すというコンセプトのこちらのフェア。グリム童話は昔から何度も読んできたので、とても面白そうだと感じ、参加したいと思ったのですが……。
なかなか話のネタが浮かんでこない。薄らぼんやりとした取っ掛かりさえ一つも浮かんでこない始末。
これはもう、今回は参加できないかもとさえ思っていたのですが。ネタとは前触れなくやって来るもの。ある日突然書きたいネタが降臨しました。
始めから終わりまでの流れが最初から鮮明に浮かんでいて、体に何かが入り込んだみたいに、掴みから伏線からオチから手に取るように全部をすらすらと書くことができた作品です。
こちらの作品、書いていて凄く凄く楽しかったですし、かなりの自信作となっています。年の瀬に納得いく短編を書けて嬉しかったですね。
来年も色々なイベントに参加するのかなあと思いつつ、ただ来年はコズミックトラベラーに集中したいという思いがあるので、2024年はもしかすると短編の数が少なくなるかもしれません。
ですが書きたい短編のネタもまだまだありますし、魅力的なコンテストがあったらつい参加してしまうかもしれないので、どうなるかはわからないです。
どちらにせよ、私の「書きたい」という気持ちに従うまでですね。今までも、これからも。
記憶と記録
今年のオプションテーマについて、何についてTALKしようか迷ったのですが。
今年起きた、個人的な大きな出来事について語ろうと思います。
今年の夏のことです。私の大好きな小説家さんが、天国に旅立ちました。ご本人様のツイッターで、癌になり入院したことは知っていましたが、そこから半月もしないうちに訃報が届きました。
あまりにも突然のことで、ただただ呆然としました。応援している作家様が亡くなるのは今回が初めての経験だったので、ずっと現実感がなくて、心にぽっかりと穴があいたようになっていました。その後、じわじわと「もうあの人の書く新しい小説は二度と読めない」という誤魔化しのきかない事実が押し寄せてきて、そこからしばらく、心のどこかに虚しさと遣る瀬なさの漂う日々を送っていました。
本当に、本当に、悲しかったです。心の底から悲しかったです。なかなか信じられませんでした。受け入れがたい現実でした。
けれど、良くも悪くも平等に流れていく「時間」のおかげか。一ヶ月前くらいから、ようやく、こう思えるようになってきました。
「その人が生きているうちに、ファンになれて良かった」と。
「その人が生きているうちに、新作をリアルタイムで追いかけられて良かった」と。
作品が更新される度にすぐ読みに行ったこと、新刊が出る度に飛び跳ねるほど喜んだこと、ドキドキしながら感想を送ったこと。それがもうできないことは悲しくてしょうがないのは確かです。
けれど、「できていて良かった」と。あの日々は嘘でもないし消えるわけでもない。私の中に息づいている、大切な時間だったと。そんな風に思うようになっていったのです。
私はこの小説家さんのことを決して忘れません。生み出された作品の数々は、今までもこれからもずっと、自分の心を支えてくれる大切な宝物であることに変わりありません。
同時に思いました。作品をこの世に残すということは、その人の生きた証しを残すことなのだと。その人が、ある意味で「死ぬ」ことはないのだと。
全ての人から忘れ去られたときが、その人にとっての二度目の死だという話をよく聞きます。私もそうだと思っています。
けれど、その人の書いた作品も含め、生きた証し、すなわち記録を残すことは、その二度目の死を避けられる手段なのかもしれません。残した記録は、この世ではなく、誰かの記憶の中で、また生き続けられるのかもしれません。
なんだか哲学的な話になってしまいました。正直私もそこまで深く考えているわけではありません。なんとなく感じているだけです。
その感じているままを言葉にすると、どの作品に対しても、大切に向き合おうと思うようになりました。
今まで好きだった作品に対しても、これから先出会うであろう好きな作品に対しても。
大切に接し、大切に記憶に残し、自らの糧にして尊ぶ。そうしていこうと。
また自分自身に対しても、一つの答えが見つかりました。
私は今まで、自分がどうして作品をネットに投稿しているか、よくわからないまま投稿を続けていました。
自分で書いているだけで充分満足しているし、人から読まれることを目標にしているわけではない。なのにどうして投稿しているのかと。実は投稿することにあまり意味などないのではないかと。
承認欲求などもやはりあるのでしょうが、それ一つだけではない気もしていました。ただいくら考えても答えは見つからなかったので、まあそういものなのだろうと深く考えずにネットへの投稿を続けていました。
けれど、私の書いた作品が誰かの記憶に息づくのなら、無意味などでは全然ないのだと気づきました。
私が他の好きな作品の数々に支えられているように、自分の生み出したものが、他の誰かの記憶に残るかもしれない。誰かの心を支えられるかもしれない。
その可能性が少しでもあるなら、それはとても素敵なことだろうと。自分の中だけで完結せず、表に出すことに、大きな意味が生まれるだろうと。そう気づきました。
なので、まあ、色々言いましたが、実のところ私の中の決意は今までと一つも変わっていないわけなのですが、改めて。
創作活動、これからも頑張っていきたいです。読むのも書くのも、大切に向き合いながら、今後とも創作というものに触れていきたいです。
まとめ
今年は文学フリマに行くこともなく、読むのも書くのも例年と比べて落ち着いた創作活動をした一年でした。
まず「書く」ですが、数えたところ、今年一年でおよそ40万字書いた模様です。
これ、例年の私と比べたらずっと少ない数字でして……。前は一年で70万とか80万とか普通に書けていたのに、半分に減ってしまっているので……。
来年は、もっと書きたいです。今年はあまり書けなかったと、凄くモヤモヤが残る結果となってしまったので、こんな後悔を残すのはこの2023年で終わりにしたいと、そう強く思いました。
次に「読む」についてですが、創作関連の大きなイベント、文学フリマについて一つ。
今年はどの文学フリマにも行かなかったのですが、来年は行きやすい場所で文学フリマが開催されることになったので、そこに一般参加するつもりです。今からとても楽しみです。
この行きやすい場所で開催される文学フリマですが、本当はサークル参加することを考えていました。
ですが、3ヶ月以上毎日考えた結果。参加を断念することにしました。
自分を変えるチャンスなのではないか、新しい創作の楽しみを見つけられるのではないかなどと悩みに悩んだのですが、自分の性格や性質上、どうしても不安や恐怖のほうが勝ってしまい、このまま無理に参加しても心から楽しめないだろうと判断し、「今は」やめることを決めました。
きっと参加していたら、そう決断できた自分を好きになれていたかもしれませんが、希望だけではどうしようもできなかったのです。
まだ私にとっては、文学フリマサークル参加は極めてハードルが高いものでした。
参加をやめる決断をしたことに対しての後悔自体は、特にないくらいですから。
ただ、それでもいつかサークル参加してみたいという気持ちは消えていません。
多分私には段階を踏むことが大事なのかなと思うので、まずはオンラインの創作イベント系に参加してみたいなと考えています。ずっと気になっているのですが、去年は結局参加できなかったので、2024年は本格的に考えたいです。そうやって少しずつ慣れていって、そしていつか、文学フリマにサークル参加してみたいです。
とりあえず来年は、恩来の創作イベント系参加を目標に、行きやすい場所で開催される文学フリマの一般参加を楽しみにしていようと思います。
来年の目標
去年の創作TALKに書いた来年の目標では、
「オンラインの創作系イベントにサークル参加する」
「コズミックトラベラーのPart7を全て完成させる」
「引き続き、密かに構想を練っている小説をゆっくりでも進める」
「とにかく、自分の「好き」を信じて、楽しく書く」
と書きましたが。下二つはどうにかなりましたが、上二つは達成できない結果となってしまいました。うむむ、悔しきかな……。
というわけで、2024年の目標ですが、以下のようになりました。
「なんなら30秒でも10文字でもいいから毎日書く」
「Boothを開設する」
「コズミックトラベラーのPart7を完成させる。絶対に(太字)」
「オンラインの創作系イベントにサークル参加する」
「引き続き、密かに構想を練っている小説をゆっくりでも進める」
「とにかく、自分の「好き」を信じて、楽しく書く」
書かないでいると、そのうち書かないことが当たり前になり、書き方を忘れていくのだと、今年一年でよくわかったので、「毎日書く」ことを一番の目標にしました。
次にBoothですが、これ、かなり気になっているのですよね。
自分だけの店というのに強くロマンを感じたので、「できたらいいな~」よりは、かなり真面目に考えております。
もし開設できたら、そのときはよろしくお願い致します。(どさくさに紛れて)
あとは、それはどうなんだという感じですが、去年と変わらない目標ですね。
持ち越してしまった目標を、2024年は達成できるように、完全達成しなくても何らかの進捗を生み出せるように、「楽しく創作すること」をモットーにしつつ、頑張っていきたいです。
ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます。
それでは、よい新年を迎えて下さいね。今年一年、ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。