迷う。だからこそ、見つかる自分らしい働き方。
2月になりました。
2020年になって1か月も経っているのに、先日、領収書を書いた時に「2019年」と書いてしまいました。頭の中が、また去年のままのよう。あぁ、時が経つのは早い。
さて、昨年から、「今年こそ本を読もう!」という目標を立て、毎日少しでも読書の時間をつくっています。
最近では、自分の病気と仲良く向き合うためにも規則正しい生活を心がけていて、寝る前の一つの習慣として、読書時間を確保。
とても疲れた日は、1ページめくるとすぐに睡魔に襲われてしまうのだけど、それでも、コツコツと、気が付くと、読み終わった本が積みあがっていくようになりました。
さて、そんな中、最近読んだ本をご紹介。
『働くコンパスを手にいれる』 田中翼著。
「1日図書館館長体験」でもお世話になっている仕事旅行社、代表の田中翼さんのはじめての著書です。
「民間図書館館長になる旅」は、わざわざ遠方から参加してくださる方もいて、毎回好評をいただいています。(体験詳細・申込はこちら→★)
私が仕事旅行社を知ったのは、ちょうど移住して半年が過ぎたころ。
「なんておもしろいサービスなんだろう!」と、ものすごい衝撃を受けたことを今でも覚えています。
移住する前の私だったら、間違いなくヘビーユーザーになっていたことでしょう。
漠然と自分のキャリアに不安を抱え、かといって、転職するにも具体的なものが見えていない。これからどうしようと悩んでいた私にとって「仕事を体験してみる」という発想は、目からうろこでした。
すでに、いすみに移住をした後だったこともあり「仕事旅行」を通じて、「仕事を体験する」機会がないまま、今に至ってしまっているのですが、私はこのサービスは、社会的価値があると思うのです。
転職の参考だけではなく、例えば、まだあまりメジャーではない仕事を知ってもらったり、後継者がいなくて困っている人と、興味がある人が出会うきっかけになったり、もちろん、地方移住を考えた時に「地方の仕事」を知る一つのツールにもなる。
色々な可能性に満ちている、と思うのです。
時代と共に、仕事の形も変わりました。働き方もどんどん多様化している。一人一人が自分だけの肩書を持つ時代が、もうすぐそこまで来ています。
「自分らしさ」が求められ、それがプレッシャーになることもあるでしょう。
そんな時に、「仕事旅行」に行って、見知らぬ仕事を見て、色々な「仕事観」に触れ、自分を見つめなおすのもいいんじゃないかな。
この本では、実際に仕事旅行の旅のホストをしている方をはじめ、様々な「自分らしい仕事」をしている方のインタビューがまとまっています。
いろんな人がいるんだなぁ、こんな仕事があってもいいんだ、なんて、色々なことに気づかされます。
今、たくさん迷っている人へ、ぜひともオススメしたい1冊です。
本を読んだら、ぜひ、一度「仕事旅行」に行ってみてくださいね。私も図書館でお待ちしています。(もしかしたら、近く違うプランでの受け入れも始まるかも!?お楽しみに)
そういえば、本の最後の書かれていたことが印象的でした。
自分らしく働くために知っておくべき5つのこと
1. やりたい気持ちを優先する
2 小さく始めて小さく育てる
3.無計画で始めてもいい
4. 共感から協力者が現れる
5. 「自分探し」をあきらめない
これらって、ローカル起業にもあてはまること。移住して何かをはじめたいと思っている人にお伝えしていることと、同じだったのです。
都会とか地方とか、場所は関係なく、働き方自体が大きく変わってきているのかもしれませんね。