映画『ビッグ・リボウスキ』
1998年/製作国:アメリカ/上映時間:117分
原題 The Big Lebowski
監督 ジョエル・コーエン
予告編(海外版)
STORY
マリファナとホワイト・ロシアンを愛する自堕落でしょうもない燃え尽きた中年の独身男デュードは、大好きなボーリングを親友2人(文句ばかりたれている元ベトナム従軍兵ウォルターと、臆病が過ぎるドニー)と楽しみながら、とことんマイペースな日々を送っていた。
しかしある出来事をきっかけに、とある誘拐事件解決のために奔走することとなる。
レビュー
本作の面白さは、とても文字で表現できるものではありません。ゆえにレビューは早々に切り上げて、本作の紹介動画をいくつかペタリンコすることにいたします。
しかしながらその前に記しておきたいのは、本作は映画史上稀にみる「ゆるゆる(ないし、ゆるふわ)」な作品であり、にもかかわらずその拘りっぷりと芸術性は一流のそれで、ゆえにコメディでありながら鑑賞を重ねれば重ねる程に「微笑む(ニヤつく)」頻度は増えてゆき、まるで中毒物質にハマるが如く好きになってしまうという……、別の言い方をするなら、撫でれば撫でる程に「微笑む(ニヤつく)」頻度が増え、どんどん好きになり、しまいにはいつも何時までも触っていたくなってしまう「メチャ可愛い猫」のような……(以下略)、であるからして、通常であれば気軽に他人にお薦めなどして良い類の作品であろうはずもなく、相手の貴重な余暇を奪ってしまう事態(危険性)を想像することの出来る大人であるなら、寧ろお薦めするのは控えるのが当然のアレといっても過言ではないブツなのでございます。
とは言うものの「他人の不幸は蜜の味」。
その貴重な余暇(命)を本作をおすすめするという策略をもってして削り取りたい場合には、「これ最高に面白いよ」と(親身な感じを装って)囁くのもアリかもしれません。
ちなみに個人的なソフト版のイチオシは、古い(CDケースの大きさのジャケットの)ものとなります。
理由は「吹き替え」が素晴らしいから。
※それ以降のソフトには収録されていないはずです