映画『やわらかい手』
2007年/製作国:ベルギー、ルクセンブルク、イギリス、ドイツ、フランス/上映時間:103分
原題 IRINA PALM
監督 サム・ガルバルスキ
予告編(日本版)
予告編(海外版)
STORY
ロンドン郊外の小さな町で質素な生活をする中年のマギーは、難病を患った孫の手術費用を工面するために、ロンドンの歓楽街ソーホーで見つけた「接客係募集」の張り紙を頼りにセックスショップに足を踏み入れる。
その店の「接客」とは女性の手によって壁の向こう側にいる男たちを絶頂に導く仕事。
それを知ったマギーは驚き戸惑いながらも孫のために覚悟を決める。
数日後、店の中のマギーの小部屋の前には男たちの長蛇の列ができていた。彼女は「ゴッドハンド」という天賦の才能をもっていたのだった……
レビュー
日本版のキャッチコピー……
「この穴から幸せが見える」
とか記してありますけれども、予告編にて穴を覗いた主人公が(たぶんエイリアン君とコンニチワしてしまい)「ビクッ」としとるやん(笑)
まぁそれはともかくとして本作、硬派でグッとくる作品です。
というかガチのフェミ(ニスト)なら、こういった作品もしっかりと押さえておくべきなのではないかと思うんですよね。
※観れば伝わるとは思いますゆえ以下略
その若き日の姿が日本の漫画「ルパン三世」の峰不二子のモデルになったというマリアンヌ・フェイスフルが、微かな面影と共にブクブクに太ってしまった姿で演じる中年女性の主人公が、とても良い。
誠実で、信頼できる人なのです。そしてガッツ(勇気と行動力)もある。
こういった、派手さは無いけれど地に足のついた素敵な作品達が埋もれてゆくのを、私はこれ以上黙って見過ごす気は無い。
というわけで、おすすめです。
※後味も👍✨
「峰不二子」な頃のマリアンヌ・フェイスフル集
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