書籍『花火師リーラと火の魔王』
・作 フィリップ・プルマン
・訳 なかがわ ちひろ
・絵 くすはら順子
・出版社 ポプラ社
・ページ数 133ページ
STORY
レビュー
フィリップ・プルマン(以下:プルマン)の「仕事」というもの捉え方、向き合い方、についての考え方が、ユーモア溢れる物語と共にシンプルに記されていおり、ためになると同時に楽しい一冊となっています。
親が小さい子に読んであげると、親も子と一緒に、大切なことを学べるに違いなく、ある程度の年齢の子が一人で読んでも、自分の仕事というものを考えたり、また実際に仕事を持つときに、必ず役に立つであろう情報が記されています。
特に芸術関係の仕事に必須の「要素」と「性格」を知ることが出来るため、そういったことに興味をお持ちの大人や子どもには、おすすめ出来る一冊であるように思います。
知識のある大人は、豊かなメタファーの数々を楽しめますし、まだ知識のそれほど無い子どもは、知恵と感性(感覚)に磨きをかけることが出来るはずです。
また、翻訳者の中川千尋さんによる「あとがき」にて、プルマンの発言や制作に対する基本姿勢を知ることが出来たことは、個人的には大きな収穫となりました。
「ロウケツ染め」とは?
「ロウケツ染め」職人が登場しますけれども、白檀細工とはどのようなものか。
こちら ↓ の記事に白檀についての情報が色々と纏めて記してあり、参考になりました。
「草木染工房 ひとつ屋」さんによる、工程の紹介
①
②
③
「白檀細工」とは?
「白檀細工」職人がチラッと登場しますけれども、白檀細工とはどのようなものか。
こちら ↓ の記事に白檀についての情報が色々と纏めて記してあり、参考になります。
「寿ぎ」とは?
私は「寿(ことぶき)」しか知らなかったため「ん?」となり調べました。
「寿(ことほ)ぎ」の定義は
「言葉によって祝福すること。ことぶき。ことほがい。」
とのこと。
学びとなりました。
ポプラ社 公式HP
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