スマートホームで旦那との軋轢を消せ
我が家は夫婦二人とも色々雑だ。洗面所に髪がいくらか散らばっていても気にされないし、コーヒーのシミは数日放置されるのが当たり前だ。
それでもお互い得意な領域はあって、補いながら生活している。
生活態度をほとんど変えないまま和やかに同居している、なかなか理想的な状態であると思う。
しかしそれでも、同棲を開始してからずっと私の心の負担になっていることがあった。
旦那がごみの日を忘れる問題、勃発
常にごみの日に気づき、ごみをまとめ、捨てに行くのは私のほうだった。
何故ならGoogleカレンダーの定期スケジュールに登録していたからである。
当然、そんなことをしていない旦那は常に私に後れを取ることになる。
これがなかなかにキツイ。なんだろう、言葉にあらわすのは難しいのだが、「してあげている感」が心に降り積もっていくのだ。一か月、半年、一年…この間ずっと私が気づいてごみをまとめているのだから、それはそうなのである。
(いや自分で気づけよ)とか、(なんで私がいつもやってるんだろう)という気持ちになりつつ、まあいいか…となあなあで過ごす日々。
それを救ったのが、スマートホームだった。
スマートホームは「平等に」ごみの日を教えてくれる
私が使用しているのはGoogleアシスタントだが、おそらく大抵のスマートホームには「定時アラーム」のような機能がついているのではないだろうか。
これを利用しようと思いついたのはなんとなくネットサーフィンをしている時で、白状するとその時私は仕事をサボっていた。
確か全然違う利用方法が紹介されていたのだが、ふと気づいたのである。「言いづらいことはスマートホームに言わせればいいんじゃん」と。
私がいちいち「今日はごみの日だよ!!」と言うのは面倒くさいし、オカン化が進みそうで気が滅入る。相手もうるさいなとつい思ってしまうだろう。
しかし、スマートホームならどうだろう。定時でごみの日を告げるという仕事を機会がやれば、誰の心の負担にもならない。
まさに天啓であった。
そしてスマートホームは救いになる
それからは早かった。私は以下の通り文章を作り、ごみの日の前日夜、家中のスマートスピーカーがアナウンスするように設定した。
ここにもいくつかポイントがある。
敬語にする
今から面倒くさい家事のアナウンスをするのだから、下手に出させたほうがよい。挨拶をする
今から面倒くさい家事のアナウンスをするのだから、出だしは爽やかに。メリットをあげる
面倒くさい家事のアナウンスをしたのだから、「そうか、ならばやらねば」とすぐ体が動くようなメリットを提示したほうがよい。
これのおかげで、家のどこにいても旦那と私はすぐに体を動かし、ごみを捨てるようになった。アナウンスが流れたら同時に動き出すので、不平等感も断然減る。
家事の"やらなきゃ"に第三者が登場し、憎まれ役を買ってくれるのだ。最高である。
面倒だけどやらねば立ち行かない。家事にはそんな場面がいくつもあるし、ストレスが積もれば喧嘩の原因にもなりうる。ごみ捨てじゃなくともスマートホームが役に立つことはあるだろう。ぜひ参考にして欲しい。