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オタク婚活を始めた時の自分にアドバイスを送るなら

先日入籍した。多少の困難(最初に成婚退会した相手と1年以上同棲したあげく破局)はあれど、「婚活」は成功という形で終わったように思う。
追々思い出をまとめていければと思うが、まずは婚活を始める直前の過去の自分に向けて「これだけはやっておけ…!!」というアドバイスを送りたい。
同じ悩みを抱えている方への一助となれば幸い。


とら婚にしとけ

これは私がとら婚を利用したから、とら婚の話しかできないという側面も大きい。
入会前なんて結婚相談所の仕組みは何も知らないと思うが、結婚相談所は要するにただの窓口である。IBJという巨大な結婚相談所データベースがあって、とら婚だろうが何だろうが会員登録したらそこに名前が載って、お相手から声がかかったり自分でデータベースを検索して声をかけたりする。この時、窓口が何だったのかは正直あまり関係ない。
では、何故とら婚を勧めるのか。
実は入会後にIBJのアプリをインストールすると、自分と同じ相談所から登録した人だけはそうとわかるようになる。つまりとら婚から登録すると「あっこいつオタクだ」という判別が非常に容易。あととら婚からも毎月おすすめのとら婚会員を教えてくれるが、1月あたり3~5人で、正直私はこれをあまりあてにしていなかった。(でも最初の成婚退会相手はとら婚から勧められた相手)
「オタク」は最早趣味の領域を超えた生き方、人生の選択、SNSの処世術である。価値観の一致する相手を探すという意味ではこれ以上の指針はない。
ディズニーランドに毎年行くとかバーベキューを仲間とやるのが大好きとか、そんな人なら別にとら婚じゃなくていい。しかし根暗の陰キャのへそ曲がり(私のことです)はとら婚にしとくと、同類を見つけやすくて助かると思う。

相手を厳しくジャッジしろ

私は卑屈さでダメージコントロールしようとする性格なので、最初は「気に入ってくれる人なんていない」という気持ちが大きく、一度お会いした方の良いところを一生懸命探して次につなげようとしていた。
結論から言うと、そんなことをするべきではない。
成婚退会を二度しているが、両方とも初対面から非常に話が盛り上がり、「いいな、この人」と感じていた。つまり、そうでない人はそもそも芽がないということだ。
「いいな、この人」と感じたのは自分だけではないか?相手はどうでもいい数あるうちの一人なのでは?という不安が次に頭をもたげるが、そんなことは気にしなくていい。その場の楽しかった空気は自分とお相手の二人で形成したもので、一方的なものではない。相手も楽しんでくれたからこその「いいな、この人」なのである。
逆に「いやだな」と思ったなら相談員にすぐ共有し、お断りするか、相談員に粘られたらもう一度だけ会ってはっきり「いやだな」という気持ちを固めるほうがよい。
入会直後は「まずは練習だと思って…」と言われるし、実際そのフェーズは必要だが、何よりまず自分の気持ちに素直になって相手をジャッジすることを忘れないようにすべきだ。
「いやだな」の人に時間を使わず、「いいな、この人」の人のほうにリソースを割くほうがいいに決まっている。

メッセージは無理して送らなくていい

仮交際中はLINE等でやり取りをすることを大いに奨励される。よその事例を聞いて焦ることもある。
私は最初の仮交際で非常にそれが負担だった。
結論から言うと、「会って盛り上がれる相手であればLINEの重要性は低い」というスタンスで過ごした。
毎晩LINEとか普通に重いし、だいたい向こうもオタクなので本来人見知りの陰キャだ。そんな性格の相手に大して親しくない自分が中身のないLINEを送ったってしょうがない。
そんなことより、さっさと次のデートの約束だけしてしまえばいい。女の無駄話を相手が望んでいるか見極めるべきだし、よっぽどの場合でなければLINEは送らなくても問題ないだろう。
(※よっぽどの場合とは、相手が被災をしたと思われる時や、お互いの誕生日、年末年始の挨拶などである)

自然体でいられる相手を見つけるために、自然体であれ

婚活をするのだから、当然「結婚したい」という気持ちは強い。もうどんな相手でもいいや…という投げやりな気持ちは誰しも持ってしまうだろう。
しかし、そこで折れたら待っているのは数十年気が合わない相手と人生を預けあう"墓場"だ。一時の自分の怠慢でそんなことになったら、きっと悔やんでも悔やみきれない。
絶対に妥協せず、自分の振舞いたいままに振舞ったうえで気が合う相手を見つけるべきだ。
以上、成婚大会後破局・婚約解消、再度婚活し結婚した女よりの、精一杯のアドバイスである。

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