国語(現代文)が嫌いな人へ贈る話②母語の勉強もまずは文法から

前回のnoteでは、読書と国語テストの読み方の違いを中心に、国語の特徴を説明しました。

【国語の”作法”を身につける】

今回は、”テストで通用する読解”をできるようにするための勉強法を紹介します。いきなり読解の勉強を始める前に身につけないといけない、”国語の作法”のようなものがあります。勉強の作法については、『身につければ成績は上がる。「勉強の作法」』で紹介しています。

【国語=日本語は言語の勉強です】

国語で学ぶ内容は日本語であり、言語の勉強です。日本語は普段我々が使う母語なので、”読み方”を勉強するイメージは湧きにくいと思います。そこで、母語ではない言語を学ぶことを想像すると、勉強の仕方は考えやすくなります。

【まずは短い文章を理解する】

母語ではない言語を習得しようとするとき、どんな勉強から始めますか?

英語でも、読めないのにいきなり長文の勉強をしても意味がありません。最終的には長短どんな文章でも読めるようになりたいですが、そのためには短い文章を読める必要があり、その前に文法、さらに単語の知識が必要になります。このように、文章を読んだり話したりするには、その言語での単語とルールを覚える必要があります。

母語でも、学び方は基本的に同じです。

いきなり長い文章を読解する前に、まずは短い文章を正しく理解できるでしょうか?

私がお子様と国語のお勉強を始めるとき、中高生には小学6年生用の教材を使用しています。できるところまで戻り、簡単なことからできるようにしていくことが近道です。

まず始めに、一文から始めて言葉同士のつながりや、主語ー述語の関係、品詞の働きを理解してもらいます。

句点(。)がひとつしかない一文を扱う問題でも、改めて勉強すると意外とできないお子様が多いです。私が国語を勉強するお子様に対し最初に使うことにしている参考書は60ページ程度ととても薄いですが、1/3くらいは自力でできていません。

一文を理解できるようになったら、二・三文と増やし、短い文章で前後の文がどのようにつながるのかや、その文のテーマを見つける方法を理解してもらいます。

そして、短い文章でできるようになったら、一段落ほどの文章で、筆者の主張を見つけ、具体例などそれを裏付ける事実と区別して読む方法を学びます。

ここまでいくと読解の勉強に近づいてきますが、読解の特別なテクニックは必要なく、身につけた基礎的な知識で十分理解することができます。

【作文も良いトレーニング】

ここまでできるようになったら、構成を考えながら自分で文章を作ってもらいます。主張でもよいですし、何かを説明する文章を作文してもらいます。1〜3文など、短い文章で構いません。基礎知識を得た後は、言語を実際に使って慣れることが最もよい勉強になります。読書経験のある人は様々な文章に触れる機会が多く、そのような人が国語の学習において有利なのは、このためです。

ここまでが、国語の勉強の「作法」と言えます。

次回は、国語のテストの勉強はどのように進めれば良いのか、進め方を紹介します!

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