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最も重要な質問です。「ナザレのイエスを、だれだと言いますか」ルカの福音書8章22〜25節 2023.3.19 守谷キリスト教会礼拝説教

「この方はいったいどういう方なのだろう。」

荒れる風と湖を静められたイエスを前にして、
弟子たちは驚きと恐れとともに考えました。

ナザレのイエスが誰であったのかは、
歴史の中にあって幾度となく語られてきました。

失敗した革命家、
あるいはユダヤ教の改革を目指した教師など、
様々な受け取られ方をしてきました。

私たちは、彼をどのような意味での「神の子」として、理解しているでしょうか。

弟子たちが目撃したのは、風や水までも従わせるほどの、
権威ある者としてのイエス・キリストです。

そしてこの後、
人間には手のつけられなかった凶暴な悪霊をも有無言わせず従わせ、
長期間にわたってどの医者でも治療できなかった難しい病をも癒し、
死をも打ち滅ぼすほどの権威を
イエスが持っておられることを示す場面が続きます(8:26-56)。


聖書には、イエスを通して行われた奇蹟についての数々の記録が載っています。

私たちはこれらに対して何かしらの応答が求められています。

捏造、あるいは古代の人が巧妙なトリックを信じ込まされたに違いないと断じて、
書いてあること自体を拒否することもできます。

一方で、これらの奇蹟を本当にあったこととして認めたとしても、
イエス自身を主として受け入れたことには、実はなりません。

数多の奇蹟を体験しながらも、
イエスに「不信仰な曲がった時代だ」と嘆かせた弟子たちもいたからです(9:41)。


「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」という問いに、
ペテロは答えました。
「神のキリストです。(ルカ9:20)」

そのペテロもこの時、
これからイエスが十字架へ向かっていく理由を
わかっていたわけではありませんでした。

しかしそれでも、
「持っている人はさらに与えられる(ルカ8:18)」という約束が、
ペテロたちの上にやがて実現したのです。
 

私たちが日々従うイエス・キリストは、
十字架と復活よってこの地上の一切の権威を勝ち取られました。

そしてイエスは、やがて再び王として戻って来られます。

弟子たちが体験した嵐や自然災害などに象徴されるように、
この地上のあらゆる歯車は未だ狂ったままです。

わからないことはまだたくさんあります。

しかしその中にあっても、
聖霊の宮とされた私たちは、すでにそのイエスの支配の下にあります。

やがて、すべてが明らかにされ、正されるのです。

風や水までも従わせる、創造主であり支配者である方が、
「向こう岸へ渡ろう」と言われ、
今週も私たちと同じ舟に乗ってくださっています。

イエスこそが私たちが従うべき王です。
だから、恐れません。

この方に信仰を向け、
「イエスこそ私の王です」と告白する選択を、今週も選び取りましょう。


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