神のことばには、
私たちの人格や習慣、生活、
そして置かれた場所をさえ変革するほどの力があります。
聖書を通して与えられる福音と恵みのことばを、
それほどまでに実質を伴ったものとして、
私たちは受け取っているでしょうか?
コロサイの教会は神のことばの力と勢いの中にありました。
その建て上げの背景は、パウロによる真剣なエペソ伝道(使徒の働き19章)です。
腰を据えた真剣な宣教活動の中で聖霊は確かに働かれました。
その実として、
その地方の人々は
それまでの偶像礼拝や慣習から抜け出していきました。
このように、
主のことばが力強く広まり勢いを得る中でエパフラスが信仰を持ち、
やがて彼がコロサイに福音を伝えたのです。
そしてこの勢いは、コロサイにあってもなお継続していました。
この力と勢いに与えられているイメージは、
神が新しいものを創造される時の祝福です。
この世界を創造された時、
神は生き物や人間に「生めよ。増えよ。地に満ちよ。」と祝福されました。
罪が入ってきた後も、
神は世界の回復のためにアブラハムとその子孫を選ばれ、
「子孫を増やす」と約束されました。
神の国を建て上げるパートナーとしての私たちを新しく創造するために、
神はイエス・キリストの十字架の赦しと救いを与えてくださいました。
神はこの福音の種を、
「生めよ。増えよ。地に満ちよ。」
と祝福しながら蒔いたのです。
そしてこの種が蒔かれた私たちもまた、
種を蒔く者へと成長します。
確かに、この種にこそ力があるのです(ルカ8:5-15)。
この種の成長の出発点として、
神は私たちの応答を用いられます。
それは私たちが、
霊においても、
感情においても、
そして知性においても、
主の言葉を「本当に理解」することです。
とりわけ6節の「理解」とは
「言語化を伴った理解」
であることにも注意を払いましょう。
福音と恵みを理解することは、
神を愛する歩みへと私たちを押し出します。
そして、
「主にふさわしく歩み、
あらゆる点で主に喜ばれ、
あらゆる良いわざのうちに実を結ぶ」
という応答の中で、
もっと「神を知りたい」という願いが起こされるのです。
この新しい1年、神を知ることにおいて成長しますように。
神の愛の大きさを実感し、
日々の生活の中で確かにその実を結び、
成長する中で、
さらに神について知ることができます。
この約束の恵みを共に受け取って、
新しい一年を歩み始めましょう。
【本日の説教を振り返るために】
① この一年、神のことばが実を結ぶのを見たいと、あなたが願っている領域はありますか?その領域に福音を適用させるための知恵と理解が深められますように。