ネコ、宗教離れの行く末を考える
宗教離れって進んでるよな~と思って、調べてみました
この30年間に起きた宗教離れの意味から抜粋
https://news.livedoor.com/article/detail/18867132/
昭和63年
総数 1億9185万0997人
神道系 9617万7763人
仏教系 8666万8685人
キリスト教系 89万5560人
諸教 810万8989人
令和元年
総数 1億3286万3027人
神道系 8009万2601人
仏教系 4724万4548人
キリスト教系 95万3461人
諸教 457万2417人
ざっくり3分の2になっています
これっておそらく、地下鉄サリン事件がきっかけだと思うのです
世界を揺るがすあの事件を目の当たりにして、宗教やべーと思う人が増えた結果
宗教やスピリチュアルやってるなんて言うと「大丈夫?洗脳されてない?騙されてない?」なんて心配される始末
宗教の功罪は置いといて、心の拠り所として機能していた側面はあったと思います
教祖様の仰るとおりに生きれば大丈夫、教義に基づいた生き方をすれば天国に行ける、〇〇教だけが正しい宗教…
では宗教なしで生きる人が増えることで、どんな風に変わっていったのでしょう
心の拠り所がなくなった日本人は、自己啓発本やビジネス書に活路を見出しました
自己啓発本が活況「生きづらい」と感じる人が増加?(一部修正)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27090920Z10C18A2EAC000/
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単行本の年間売り上げベスト30のうち、1990年代前半は自己啓発本が1~4冊でしたが、90年代後半から徐々に増え始め、2000年代は10冊前後に。16年は10冊、17年は8冊でした。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」は16、17年ともに上位に、「漫画 君たちはどう生きるか」「こころの匙加減」が新たに顔を出しました。ビジネス書と自己啓発本の垣根がなくなりつつある点が最近の特徴の一つです。
久保研究員は「会社内でのコミュニケーションが足りず、生きづらいと感じている人が人生の指南役を求めている」と分析しています。
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ボクは学生時代は宗教、30代は自己啓発本だったので、この流れにおよそ沿っているせいか、共感できる部分もあります
一方で、本を読まない人が増えていますが、そういう人たちはテレビやネットで得られる情報から、似たようなことをしていると思います
いわゆる成功体験談、〇〇すればダイエットが成功する、〇〇すれば子供が賢くなる、〇〇すれば幸せになれる…
宗教やスピリチュアルが批判される理由って、嘘くさい、騙されてる、目に見えないものは信じられないって感じでしょうか?
他人の成功体験に群がる風潮も、同じ穴のムジナだと思うのです
宗教が心の拠り所だったのが、多種多様になりつつあるってだけで
ビジネス書にものすごい効果があるのなら、出版しまくってる出版業界が斜陽産業にはならないでしょう
貧相な占い師と同じで、著しく説得力に欠けます
他人の成功体験は、その人がその時たまたまそうなったってだけの話
これだけ流れが速い時代、他人の成功体験の劣化スピードも超絶に速いわけで
科学とは違い、再現性の検証なんてされてませんし
子どもが東大に行ける幼児教育、思考法、勉強のやり方、親の在り方…
そんな本を読む暇があったら、先入観のないまっすぐな気持ちで、我が子を見たらどうだろうと思ってしまう
「いま幸せじゃないのは〇〇のせいだから、我が子にはそうなって欲しくない」という考え方で教育方針を決めたり
「うちの子が全然勉強しないんです、どうしたらいいですか?」って言うわりに、小一からスマホを与えたり
神様や教祖様が提示していた正解、それがなくなりつつある現代
不安を掻き消すために「正解さがし」や「間違いさがし」に躍起になっているのではないでしょうか
「正解さがし」は上述したとおりですが、「間違いさがし」の行き過ぎは、コンプラ問題や文春問題になっていると考えます
「〇〇すれば大丈夫」「〇〇すれば幸せになれる」
その対象が「宗教」から「情報」に変化してるってボクちゃん思ってるにゃん
っていうお話でしたが、この変化は良いことだと思っていて、最終的には
「心の拠り所って自分の内側だったんだ!」「ありのまま生きればいいんだ!」って気がつくプロセスの途中にゃんじゃないかにゃ~って、考えてるにゃんよ
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