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『ぼくたちの開業(奮闘)日記 』 -長門編④-"長門湯本のココが湧く・涌く♨️(ワクワク)魅力について"(黒木)

こんにちは。『ぼくたちの開業(奮闘)日記 』、第4弾をお送りする黒木 涼です。わたしは現在、SOIL Nagatoyumotoの企画・開発を担当し、2025年3月開業予定の同施設のGMを務めます。
今回の記事は更に地域の魅力を深掘り、私が長門湯本により深く惚れた理由について皆さんに共有したくnoteを綴っています。みなさま、よろしくお願いします。

▼以前の記事はこちらから
https://note.com/staple_jp/n/n53bc9eb808ef

黒木 涼 | RYO KUROGI
南国宮崎生まれ。大学時代はさらに南の鹿児島で過ごす。大学卒業後は、構造設計士としてキャリアをスタートし、2016年に一級建築士を取得。その後、設計事務所に転職し、総合病院やクリニックなどの医療・福祉施設の意匠設計を5年経験する。仕事の傍ら、人との関わりがより濃い場所でものづくりの感覚を味わいたいと思い、DIYの現場や解体現場に関わるようになる。SNSを見て飛び入り参加したSOIL Nihonbashiの解体ワークショップをきっかけに、2023年Stapleに参画。主に企画・開発を担当。2024年長門湯本へ移住。
海も山も好き。ロングハイキングが好きで、2022年にアメリカのJohn Muir Trailをスルーハイク。サーフィンは練習中。最近ほしいものは畑。
鹿児島大学大学院 理工学研究科建築学専攻 修了

多様な文化が交じり合う県、山口の魅力

山口県は『多様な文化が混じり合う』県。実際に立地から紐解いても、ここは本州の最西端で、九州地方、海を渡った中国・そして韓国に囲まれ、室町時代には中国大陸との貿易で栄え文化の交流地点でした。また国内だけで見ても、大和朝廷と大宰府を行き来する際に通る山陽道・山陰道の通過点となり、幕末には維新の立役者として有名な吉田松陰や高杉晋作などの歴史的人々を生み出し、それらは『外のいいものを取り入れる』という柔軟な考えや内に留まらない前向きな姿勢・風習として現代にも息づいていると感じます。

長門湯本の魅力①:芸術文化“萩焼”

このような立地の影響により、中国大陸から伝わり文化になったのが『萩焼』です。
萩焼は、豊臣秀吉による朝鮮出兵の時代に御用窯を開いたことにはじまり、その系譜の山村光俊らが深川村三ノ瀬に移住、第二の御用窯を創業し「萩焼・深川窯」がはじまりました。
その歴史、なんと350年!
今回私たちが開業するSOIL Nagatoyumotoの客室やレストランなどでも使用して実際にゲストにも実物に触れてもらうことで、地域の歴史に想いを馳せてもらえたらと考えています。

恩湯の休憩室に展示される萩焼

長門湯本では年に1度、1ヶ月に渡り萩焼のお祭りが開催されており、街はより一層活気づいています。時間によっては作家の方々のお話を聞きながら様々な器を手に取ることができるので、近くに来られた方は是非、お立ち寄りください!期間は10月14日(月)までです。

詳細はこちら↓

https://fukawahagi.jp/utsuwanoaki2024/


長門湯本の魅力②:食文化

そしてきっと長門湯本に訪れる方は知りたいはずの、『食文化』について。長門市は日本海に面しており、四季を問わず旬の魚介が収穫されます。これは複雑に入りくんだ地形に北上する対馬海流がぶつかりあうことで漁場が生まれた、自然の恩恵の1つです。豊富な魚介が収穫されるため、水産加工品である「かまぼこ」も有名で、その過程で出る魚のアラをエサにすることで養鶏業が盛んになりました。平らな地面の上で放し飼いする平飼いで育った、脂肪の少ない引き締まった肉質の鶏で作る「長門の焼きとり」は間違いなく私たちのソウルフードです。
他にもジビエ、春夏秋冬で味の異なる塩など、長門の風土をふんだんに活用した食資源が豊富にあるため、そのような食材をまるごと味わえるようなメニューを絶賛開発中です。どうぞお楽しみに!

Stapleメンバーが長門湯本に訪れた時の一枚。
海鮮を頬張る最高の瞬間が撮れました!

長門湯本の魅力③:自然環境

そしてさらなる魅力は、周辺に雄大に広がる自然です。
となりの美祢市には日本最大級のカルスト台地の「秋吉台(あきよしだい)」があります。カルスト台地とは、石灰岩が雨水や地下水で浸食されたことによってできる特有の地形のことで、2.6億年前のサンゴ礁がプレートの移動により、地上に現れたものだと言われています。また、カルスト台地の地下には450個の鍾乳洞があり、その中の最大のものが「秋芳洞(あきよしどう)」になります。日本海側には、透明度が高く、青く澄んだ美しい海が広がっており、そこではSUPも楽しめます。
SOIL Nagatoyumoでは“アクティビティセンター”を併設して海・山などの自然好きの方々が充実した旅を体験できるよう、アクティビティも準備中しているところです。

秋吉台でのハイキング風景
SUPのインストラクター資格を持つ開業準備メンバー近藤と雄大で美しい山口の海

開業準備のプロセスの中で語った魅力は全て、実際に現地に足を運んだり自ら体験しお伝えしています。多様な文化の交差点、山口だからこそ、堀れば掘るほど様々な魅力的なコンテンツがどんどん発掘されていて、これからも更に私たちを魅了してくれるはずです。
このワクワクがゲストの皆さんにも伝えられるよう、引き続き臨場感満載の開業日記を綴りながら最高のホテルづくりをして開業後みなさんをお迎えしたいと思っています。

引き続き採用活動も行っています。
働くも、旅するも、興味がある方はメッセージをお待ちしています!

【採用情報 】
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