入居者Interview Vol.6 / Kiraku Inc.②
出身地、育った場所
ドイツで生まれて、7歳で日本に帰ってきました。帰国してからは、茨城に3年住んで、10歳から横浜に引っ越しました。中高大は東京の女子校に通って、ハワイの大学院に行きました。京都の大学院にもちょっと行ってましたね (笑)
吉田さんの人格形成に影響を与えているものはありますか?
私の中では、ドイツで生まれ、日本に帰国した時に抱いたカルチャーショックが今までの人生の選択で大きなものとなっていると思っています。
ドイツにいた時は自身が日本人としてカテゴライズされていましたが、日本に帰国して、いざ日本文化や日本人に囲まれると、自分が100%日本人ではないという感覚を強く覚えました。あまりに文化の違いが大きく辛いとき、「私にはドイツ(帰る場所)があるから大丈夫」と思っていたのですが、ドイツに家族旅行をした際に、もうドイツ語も喋れない自分と、ずっと帰る場所はあると思っていたのに何も接点がないことに気付かされ、この時に改めて「文化の違い」や「日本人って?」「日本文化って?」と考えるきっかけになりました。
それで大学、大学院で異文化コミュニケーションやコミュニケーションを勉強しようと思ったんです。
吉田さんを表す一言 はありますか?
「芯を持ちながらも様々な色に染まれるようにいたい」とは常に思っております。
「芯を持って」という意味は、自分が培ってきた価値観で本物を見ながら、見極めながら、でも「色に染まる」ということ。
というのは地方の職人さんや杜氏の方など、仕事を通じて新しい出会いがあり、様々な方とコミュニケーションをとる中で、彼らの持つ文化や受け継いできたものを尊敬し理解し、寄り添う形でいいものを発信していきたいという思いがあってでてきた言葉でした。
・・・(続きはSoil work ウェブサイトよりご覧ください。)