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入居者Interview Vol.1 / AHA

Soil work 入居のキッカケは何でしたか?

以前は小石川植物園の近くにオフィスがあって、とても気に入っていたのですが、ビルの建替えが決まっていて。ちょうど時期を同じくして、SOIL Nihonbashiの設計にADXと携わり、一緒に壁や床を剥がすワークショップにも参加していて、気づいたら入居してました笑。

現在(※2023年取材時)の進行中のお仕事をおしえてください。

丸の内で4月28日にオープンする「パンとエスプレッソと東京&TOKYO」は、地下道に向かって開かれた店舗で、日本橋からも近いのでぜひパンを買いに来てくださいね。
それと、5月には「Gelato MinNa」というジェラート屋さんが下落合にプレオープンします。添加剤や乳化剤を使わないオーガニックなジェラートなんです。試食したんですが自然な甘さで本当に美味しかったです。お店もグラフィックもその世界観を体現しています。
同じく5月に六本木で女性のためのトリートメントサウナがオープンします。植物療法士の梅屋香織さんが監修されていて、身体感覚にアプローチするハーブや薬草を使ったスチームサウナのお店です。素敵でしょ。いいよね、ハーブと薬草。
「トリートメントサウナ」を提案する『SteaMs.(スティーミズ)』

現代を生きる人間の巣に必要なもの

AHAのこれからの取り組みはどんなことでしょうか?

実は、建築に使える大型の3Dプリンターの事業を共同で始めるんです!土を出力できる3Dプリンターなので、それを使ってこれからいろんな建築をつくろうと考えてます。 大阪・関西万博で設計している施設も3Dプリンターを使います。土は最後に土に還せるでしょ?昔は土や藁を手仕事で建築を作っていたものを、現代のテクノロジーでアップデートできる。手でつくろうとすると、四角い箱が合理的だけど、有機的で身体的、動物的な巣のようなものが人間の心地よさを作る空間としては身体に合うと思うんです。
技術や文化は進化しても人間そのものは変わらない。
どういった生活環境が人間性に影響を与えるのかを考えた時に、自然素材が現代を生きる人間の巣に必要だと思いました。 現在の建築業界はいろいろな建材を海外から輸入したりしていますが、人間の環境全般はその土地から生まれていくのが自然なんじゃないかと。

ただ、建造物の全てを土壁職人にお願いすると、膨大な時間とコストがかかって現実的ではないのです。それをロボットにやってもらうことで、今の時代でも現実的なものにできないかと。

それで3Dプリンターを使うことにしたんです。その土地で採れた土をつかって、環境にやさしい土の家でできた村を近い将来に作りたいです。土村(つちむら)の集落ですね笑。 今からとても楽しみです。

SOIL と共に見つめる未来

SOIL WORKは、働くことと生きることの境界線をマージするというコンセプトのもと、共同空間のオルタナティブとしてのコワーキングの在り方を模索しているのですが、これからのワークプレイスのオルタナティブについて意見を伺えますか?

・・・(続きはSoil work ウェブサイトよりご覧ください。)

プロフィール
浜田 晶則|Akinori Hamada

建築家。1984年富山県生まれ。 2012年東京大学大学院修士課程修了。2012年studio_01共同設立。2014年AHA 浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。2020年Hodgeを共同設立。 コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法により建築とデジタルアートの設計を行い、人と自然が共生する社会構築をめざしている。