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HOTEL K5の社員合宿を実施しました。
こんにちは、Stapleの渡邊です。私は現在、日本橋兜町にある『HOTEL K5』でゼネラルマネージャーとして、日々ホテル運営を行なっています。(記事:『オフィスを飛び出して、現場でホテルをつくるお話。』)
先日、HOTEL K5のチームの社員合宿を行ってきました。実施までの経緯や込めた想いについて、最高の写真と共にシェアさせてください。ご一読いただけたら、とっても嬉しいです。
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合宿前日の合同ミーティング
まず合宿前日に、HOTEL K5の社員・アルバイト全員が集合しての合同ミーティングを行いました。日々が24時間一本勝負!で、立ち止まらずに走り続ける私たちだからこそ、全員で膝を付け合わせ、同じテーブルを囲んで話せる機会は貴重。ここぞとばかりに現在の課題とこれからの未来で叶えたいことについて時間を気にせず思いっきり語らいました。
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”K5の良いところ”=『働いているメンバー』や『チームワーク』と、ほぼ全員が回答してくれていたことは嬉しかったな。
『この場所で働くみんなが幸せだから、ゲストを幸せにできる』、この世界線を実現させたいからこそ、大事な基礎が揺らがずに築けていることに安堵し、また今年も1年頑張ろうと誓った、合宿前日の大切な時間になりました。
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いざ、社員合宿へ。
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さて、社員メンバーは翌朝早起きして遠路はるばる、広島県へ。
GMになってから立てた目標のひとつに、『できるだけ長い距離をみんなで移動し、普段見ている景色とは違う景色を全員で見る。』というものがありました。一度ホテルを開業したら24時間365日、永久に止まらないのがホテル運営だとも信じていましたが、”旅”を訴求する職業だからこそ旅を最も愛する生き物で在りたいし、できるだけみんなで同じ景色を見て、味わって、触れて、分かちたい。そうやって全員の共通体験・共通言語を増やしていくことが、私たちホテルチームとしての輪郭をクリアにしていくことなのだと思っています。
合宿を主催するって根気がいるし、当時イベント続きだった私は”日帰りでもいいかな…🐥”とも思っていたのですが、寝食を共にしながら2日以上共にすることで気づけることや、嬉しい気づきがたくさんあったので、結果、行って本当によかった。そのいくつかの要素を、シェアします。
① Another Localの存在が勇気をくれる
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『私たちはホテルを作ってるんじゃない、街を創ってるんだ。』
そんな思想を持っているK5だからこそ、遠く離れた知らない土地で異なる風土や人々と交流できたことで自身の街との役割を対比して考える経験を多くしました。『私たちの街だったらこういうときどうするだろう?』や、『こんな体験を私たちの街でも取り入れてみたいな』と、日々同じ街で生活していると思い浮かばないアイデアを引き出しに入れてたくさん持ち帰ることができました。
② 仲間の存在に勇気づけられる
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Stapleの仲間たちが、広島県は尾道の"瀬戸田"という街で、自らのスキルを活かしながらいきいきと暮らしていることを知りました。日々がマンネリ化しやすいホテルオペレーション下、ふと立ち止まって周りを見渡したら、住む街は違えど近い思想を持ってローカルを創る、兄弟・姉妹がいた。夜、彼らと杯を交わしながらホテルや街、コミュニティ、そんなことは横に置いてひたすらくだらない話をしながらお腹を抱えて笑えたこと。ひとつひとつが糧になり、「私たちも私たちの街で頑張ろう」と彼らに勇気づけられました。みんなありがとう。なにかあったら相談し合える仲間でありましょう。日本橋に来てくれた時は今度は私たちが案内させてください。
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③ K5の3年後の未来について、(みんなが)宣言してくれた
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今回の旅の目標に、それぞれのチームの在り方を可視化することと、"未来のK5がこうありたい"を、GMの私ではなく皆が考えて発表する機会をつくりました。私たちチームは/迎え入れるゲストは/街の人々は/はたまた日々取引しているお取引先の方は、3年後、K5を通してどんな気持ちでそこに存在していてほしい?そのためのアクションも含めて2日間かけて考え、最終日に発表の場を持ちました。
これがまた内容も、みんなの表情も、込もっている想いも想像以上で、感動が止まりませんでした。
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私がいなくても、チームはきっと大丈夫。ここから彼らで自走していけると気づけたし、私はもっともっと広い世界を見て、みんなにその種を持ち帰れる存在でいなくてはならないと気づかされました。
現場は任せた!これからのK5、心から楽しみです。
ありがとう、瀬戸田!
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めちゃめちゃ充実した瀬戸田の街と瀬戸田の人々に別れを告げ、その後、因島のcomorebi farmを含めウシオショコラトル、尾道のカンキツスタンド オレンジ、LOGなど、様々な面白い事業を行っている人々を訪ね、多くの共通体験を重ねました。迎えてくれた皆様、ありがとうございました。
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無事に帰路、東京へ。充実の旅でした。
おわりに
2日間の旅の終了後、更に思想を深めたチームはまた日々の慌ただしいオペレーション生活に戻っています。けど一つ、前と違うのは、その日常の業務の先に自らが決めた確実な未来と、一つの道筋があること。先は長いかもしれないけど、山頂には必ず、素晴らしい景色が待っている。小さいけど、一人一人が強いホテルチームとして、またここからまた1年、みんなで頑張ろうとそれぞれが炎を絶やさずに日々現場に立っています。
そんな、いくぞ3年目!な、パワーアップしたK5に、ぜひ遊びに&会いに来てくださいね。
以上、旅の記録でした。今頃きっと瀬戸田ではせとだレモンマラソンの準備真っ最中。がんばれ、瀬戸田のみんな〜!
Photo Credit: 写真は全て @ayatogram01
Written by Kanako Watanabe
プロフィール
渡邊 加奈子 | KANAKO WATANABE
Director / K5 General Manager
茨城生まれ茨城育ち。4世代に渡りホテルを営む家元に生まれ、ホテルで育つ。ロビーのゲストは大体友達。家族と毎年多くのホテルや旅館を訪れたことで、自身もホテルに携わりたいと考えるようになり、高校卒業後はホテルスクールへ入学するために上京。その後、大手ホテル・旅館に就職し夢を叶えるも、オペレーション業に挫折、夢半ばで単身東南アジアに渡り、リテールビジネスを共同で設立、50名以上の外国人スタッフ育成、店舗ブランディング、空間デザイン、他店舗展開に従事。海外で開発側に携わったことで、ホテルも表舞台だけではなく裏舞台を作れることの可能性を感じ、帰国後の2019年10月よりHOTEL K5の開発プロジェクトマネージャーとしてStapleに参画。2021年6月より、同ホテルの General Managerを務め、未来の新しいホテル業界を築くため、チームと共に日々奮闘中。
日本ホテルスクール 卒業