敗れた秋、成長した春 そして夏へ駆け上がる 秋田南高校2年/投手 塚田将正
撮影◉小笠原良 文◉工藤璃子
チームづくりの成果が現れた春
春季県大会ベスト8入りの秋田南。準々決勝で明桜に0-2で敗れたものの、チームは確かな手ごたえを掴んでいた。石川聡監督は選手たちの成長を感じている。
「秋から安定したディフェンスを心掛けてチームをつくってきました。明桜戦でも課題はある程度クリアできたのかなと思っています」
地区・県大会合わせて6試合で失策1。昨年と比べてミスが減ったことが一番の収穫だ。
成長の原動力となっているのは昨秋の敗戦。チームは地区大会で敗れ、県大会への切符を掴むことができなかった。石川監督は選手たちと一緒に“本当の強いチーム”について真剣に考えた。
「野球に対して謙虚でひたむきに、個々が主体的に野球ともっと向き合って、この冬を乗り切ってがんばろうとやってきました」
その結果、選手たちはグラウンドで自ら判断したり、パフォーマンスを変えいくことができたり、チームとしてのレベルも確実に上がっていた。
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