仲間でありライバル Wエースで勝利を掴む 八戸西高校 3年/投手 福島蓮 3年/投手 廣田大和
文◎工藤璃子
夢舞台での悔しさを糧に
「ふがいないピッチングをしてしまった」
今春、21世紀枠で選出され初出場したセンバツ大会、登板した福島蓮と廣田大和(ともに3年)は悔しさを滲ませた。2人とも初めて立つマウンドで本来の力を発揮できないまま、甲子園を去ることとなった。
あの日から現在まで3カ月以上もの間、福島は投球フォームを固めることを、廣田は下半身の使い方を意識してきた。実戦だとフォームを気にせず投げてしまいがちな福島は、コロナ禍の影響により練習試合ができなかったことが