創部6年目で4強キープ 「できる」「するべき」ことを考えて 大館桂桜高校
文◉工藤璃子
勝利へ導くエースの投球
昨秋に続き今春も県ベスト4入りを果たした大館桂桜。県大会3試合すべて先発したエース・安藤拓巳(3年)は自身のピッチングについて、「自分の投げたいように投げることができた」と振り返る。
「フォアボールが少なく、スライダーも低めに集まったので相手も振ってくれて、ゴロに打ち取ることができました。そこは良かったです」
実際、1回戦と準々決勝合わせて15回投げ、与えたフォアボールは1つのみ。準決勝のノースアジア大明桜戦では相手を警戒しすぎたあまり制球が乱れてしまったものの、指揮を執る高谷勉監督も安藤のコントロールの良さを評価。さらに今年に入ってからは「自らゲームをつくりチームに流れをもってくるピッチング」に成長を感じていると言う。秋田の厳しい冬を乗り越えた安藤は、より頼もしい大黒柱となった。
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