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全国で勝つため、王者となり主導者となる 八戸学院光星高校

撮影◉小野幸子 文◉工藤璃子

成長こそ勝利への糧となる

 昨秋、今春と2季連続で県大会を制した八戸学院光星。公式戦では昨秋の地区予選から県内無敗を守り続けており、夏も優勝候補筆頭となるだろう。
 春の県大会では簡単に勝ち上がったわけではない。追いかけるような展開も多く、準決勝までは1点差の試合が続き、仲井宗基監督も「接戦ばかりで苦しかった」と話す。そのような試合をものにし、逆転勝ちを収めたことで「粘り強さや自信になっていったと思う」。大会を通してチームは成長し続けた。

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ウォーミングアップをする選手たち

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部員108人の大所帯をまとめる主将・吉川真一(よしかわ・まさと)

 しかしながら、本来は「先行逃げ切り、圧倒的な攻撃力」がチームカラー。春の結果に満足することはなく、課題として攻撃力の向上に取り組んでいるという。

粘り強さの裏付けとなる高いディフェンス力

 今年のチームの特徴は「充実した投手力」。最速145km/h前後を誇るレベルの高い投手が3人揃った。
 まず、夏の大会でエースナンバーを背負う森優太(3年)。力強いストレートと大きく曲がる変化球で打者を翻弄していく。最速147km/hの横山永遠(3年)は、外野手を兼任しており、高いポテンシャルが魅力。春の県大会では打率5割で(12打数6安打)、打者としてもキーパーソンとなる。この2人がWエースとしてチームを導いていく。

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