仲間でありライバル Wエースで勝利を掴む 八戸西高校 3年/投手 福島蓮 3年/投手 廣田大和
文◎工藤璃子
夢舞台での悔しさを糧に
「ふがいないピッチングをしてしまった」
今春、21世紀枠で選出され初出場したセンバツ大会、登板した福島蓮と廣田大和(ともに3年)は悔しさを滲ませた。2人とも初めて立つマウンドで本来の力を発揮できないまま、甲子園を去ることとなった。
あの日から現在まで3カ月以上もの間、福島は投球フォームを固めることを、廣田は下半身の使い方を意識してきた。実戦だとフォームを気にせず投げてしまいがちな福島は、コロナ禍の影響により練習試合ができなかったことが逆に、フォームを意識できる機会となった。野手を兼任する廣田は、部活で投手の練習をしたら、家では野手の練習をしたりと、自主トレに励んできた。
最速143km/hエース・福島蓮[189cm/78kg/右投右打/湊中出身]
もう1人のエース・廣田大和[176cm/84kg/右投右打/八戸三中出身]
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