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Standard青森&秋田 2021年 高校野球大特集

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秋田&青森の夏の高校野球大特集! 秋田40チーム、青森53チームの選手名鑑、秋田中央、能代桂桜、秋田南、八戸学院光星など多数の注目チーム&注目選手紹介と熱い高校野球シーンを徹底紹…
秋田&青森の夏の高校野球大特集! 秋田40チーム、青森53チームの選手名鑑、秋田中央、能代桂桜、秋…
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#青森

仲間でありライバル Wエースで勝利を掴む                   八戸西高校 3年/投手  福島蓮       3年/投手 廣田大和

文◎工藤璃子 夢舞台での悔しさを糧に 「ふがいないピッチングをしてしまった」 今春、21世紀枠で選出され初出場したセンバツ大会、登板した福島蓮と廣田大和(ともに3年)は悔しさを滲ませた。2人とも初めて立つマウンドで本来の力を発揮できないまま、甲子園を去ることとなった。  あの日から現在まで3カ月以上もの間、福島は投球フォームを固めることを、廣田は下半身の使い方を意識してきた。実戦だとフォームを気にせず投げてしまいがちな福島は、コロナ禍の影響により練習試合ができなかったことが

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春の悔しさを晴らし、           新たな歴史をつくるとき        八戸工業大学第一高校

撮影◉小野幸子 文◉工藤璃子 結実の春に見えた課題  今年の春季県大会準優勝の八工大一。惜しくも決勝で敗れたものの、打撃面での収穫があった。力を入れて取り組んできた体づくりやウエイトトレーニング、毎日何千本と積み重ねてきた素振りが実を結び、本塁打を量産。チームは全4試合で6本塁打を記録した。うち3本は田端陸玖(3年)のバットから放たれ、田端個人としては大会打率5割(16打数8安打)の活躍ぶり。長谷川菊雄監督も「非常にいい準優勝だった」と振り返る。    一方の守備面では終

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全国で勝つため、王者となり主導者となる 八戸学院光星高校

撮影◉小野幸子 文◉工藤璃子 成長こそ勝利への糧となる  昨秋、今春と2季連続で県大会を制した八戸学院光星。公式戦では昨秋の地区予選から県内無敗を守り続けており、夏も優勝候補筆頭となるだろう。  春の県大会では簡単に勝ち上がったわけではない。追いかけるような展開も多く、準決勝までは1点差の試合が続き、仲井宗基監督も「接戦ばかりで苦しかった」と話す。そのような試合をものにし、逆転勝ちを収めたことで「粘り強さや自信になっていったと思う」。大会を通してチームは成長し続けた。 ウ

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勝利の鍵を握るバッテリー ノーシードから頂点へ 青森山田高校  3年/投手 藤森粋七丞     3年/捕手 酒井啓大

撮影◉小野幸子 文◉石野孝 強気の投球で勝負 青森山田は、春夏合わせて13回の甲子園出場を誇る強豪校。平成11年の大会ではベスト8の結果を残している。コロナ禍で中止となった夏の甲子園の代替として開催された「令和2年度夏季青森県高校野球大会」では見事に優勝。昨年夏の青森の王者となった。 チームを率いるのは兜森崇朗(かぶともり・たかあき)監督。高校のOBであり、監督として2016、17年に甲子園出場を勝ち取っている。2019年に2度目の監督就任を果たし、今年が3年目。現在のチ

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大勝惜敗から競り勝てる        チームを目指して           柏木農業高校

撮影◉小野幸子 文◉工藤璃子 接戦を制するために  今春の弘前地区大会、最終結果を見て気になることがあった。ブロック内では1勝3敗だが、各試合のスコアを見ると勝った試合はコールド勝ち、敗れた試合は1点差の接戦ばかり。なにより、同ブロックの東奥義塾が唯一コールド勝ちできなかったチームが存在した。無論、点数がすべてではなくスコアだけでは分からないこともあるのは承知しているが、ぜひ紹介させていただきたい。そのチームこそ柏木農業である。 柏木農業高校のグラウンドでは熱のこもった練

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青森高校野球名鑑2021

青森地区 青森高校  地域や保護者、先生方など、誰からも応援されるチームを目指している。チームの特徴は、切れ目のない強力打線と、信頼の厚い赤坂・伊藤の二枚看板。一人ひとりが真剣に野球と向き合い、「自主性」を重んじながら練習に取り組んできた。夏はその成果を発揮し、「県でNo.1になって甲子園に行く」という目標を達成したい。 青森地区 青森西高校

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