運命は人に優しくない。何かを成し遂げようと思えば誰かを傷つけずにはいられない。 だからどんなに過去が重くても、歩き続けなければならない。 後悔の重さに負けて立ち止まってしまったら、すべてが無駄になってしまうから。 -多崎礼『夢の上』
光は、屈折するからきれいだ ささやかな場所にたっして揺らぎつづけるひと熱、逃げ水を追いかけるようなあこがれのまま 夏はきて、透きとおる硝子がまちがいなく眩しい /黒崎立体「光について」