「選挙ボランティアのしおり」ができました!〜自分ができる「投票以外にできること」を見つけてみよう!〜
Stand by Womenの濵田です。
「選挙ボランティアのしおり」が完成しました!
こちらから無料ダウンロードできます。
このしおりは、選挙のお手伝いをしたい初心者向けに作成したものです。
内容は、「そもそもどんなお手伝いができるの?」ということから、「公職選挙法の基本的な知識」まで、簡単にわかりやすく説明しています。
なぜこのしおりを作成することになったかというと、「女性議員を増やしたいけど、選挙のお手伝いをする人も増やさないと難しいのでは」ということを、Stand by Womenのメンバーたちが選挙の現場に入ったことで実感したからです。
近年、女性議員の少なさが注目を浴びるようになってきました。
ただ、「女性議員を増やしたいけど、そのために何ができるのかわからない」
「投票以外にできることって何かないの?」
そんなことを思っている人も多いのではないでしょうか。
Stand by Womenにも、選挙が終わるたびに「女性議員が増えなかったことがとても残念で、投票以外でできることをしたいので活動に参加したい」というご連絡をよくいただきます。
「選挙の時だけ投票して女性議員の応援をするだけでは、足りないんだ」ということを実感する人が増えているのだと思います。
女性議員に当選してもらうためには、選挙のお手伝いをすることが重要です。
でも、選挙の手伝いにハードルの高さを感じている人、そもそも何をするのかイメージがわかない、という人も多いはず。
政治家に立候補することもですが、選挙の手伝いをすることにも壁があるなと、実際に活動をする中で感じていました。
Stand by Womenでも、2022年の上旬にある議員さんの選挙ボランティアをした際に、ある壁にぶつかりました。
それは「公職選挙法」でした。
選挙には様々なルールが存在します。
それに違反してしまうと、候補者や議員に迷惑を掛けてしまうので、知った上で活動する必要があります。
選挙素人の私たちが手探りでボランティアをする中で、「このルールをもっとわかりやすく共有することで、ボランティアの敷居を下げることができるのではないか……!」と強く思ったことが、このしおりを作ろうと思ったきっかけのひとつです。
選挙のボランティアが終わった後、公職選挙法の本を借りてきて、みんなで勉強するところからスタートしました。
様々な場面でのルールがあるので、場面分けをしたり、ボランティアをする上で必要なルールの優先度を考えたりと、試行錯誤しながら内容を作っていきました。
そして、12名の女性議員の方たちにも確認してもらい、現場の声もたくさん反映させた上で、しおりが完成しました。
また、公職選挙法は対応する選挙管理委員会によっても解釈が異なる場合もありますが、今回のしおりはどこかの地域に限定して利用するものではないので、「全国で使える情報として、間違ったものはないか」を複数の選挙管理委員会に確認してもらっています。
「選挙」というと選挙運動中のイメージが強いですが、当選するには数日間の選挙運動期間だけでなく、その前の時期の活動量も重要です。つまり、選挙期間以外にできることがたくさんあるということです!このしおりを読んで、自分にもできそうな「投票以外にできること」を見つけて取り組んでもらえたら嬉しいです。
皆さんが取り組んだことや、目標宣言などがあれば、ぜひハッシュタグ「#投票以外にできること」をつけて投稿してみてください。
選挙のたびに無力感を感じることも多いですが、諦めずに、できることを一つひとつやっていくことが、未来を変えていくために必要なのだと思っています。
みんなで来年4月の統一地方選挙に向けて、できることをやっていきましょう!