夏は

真夏の空に浮かぶ入道雲
日が沈んでしまったらそのもくもくを見せつけることができないのに

精一杯鳴く夏の虫たち
一週間も経てば力なく灼熱のアスファルトの上で死を待つだけなのに

夏休みの思い出
大人になってしまうとその眩しさは年を取ったことを感じさせるだけ

夏だ、夏だ、今年の夏は何をしよう
果てしなく青い空を見上げる自分のちっぽけさにただただ絶望する

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