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004 栗原翼という同期の存在〜3部下位チームがインカレ出場を目指した話①〜

皆さんお久しぶりです。佐々木拓哉です😊

2021-22seasonは、FE名古屋さんの優勝、そして仙台89ERSさんが2位でB1昇格を決め締めくくりました。両チームの皆様誠におめでとうございます🎊

今回は、大学時代の同期栗原翼との思い出でも綴っていこうかなと思います🖋
なぜ彼との思い出を綴ろうかと思ったかというと、彼なしに僕がBリーグのコートに立つことはできなかったと思っているからです。

記事を書きながら我ながらいい話だなと思いながら書いていました。笑

身内ネタですが是非最後までご拝読ください😁

翼のinstagramはコチラ

✒︎バケモノでした

高校時代、翼はアレセイア湘南、僕は湘南工大付属で同地区の高校に所属していました。
アレセが一つ上の代で神奈川四冠を果たして、地区大会で対戦することはなかったのですが、湘南地区選抜で一緒になったのが翼との出会いでした。そこでの思い出は大してありません。。笑

関東学院大学へ進学し、同じチームでバスケをすることになったわけですが、彼は初っ端からバケモノだったんです。1年生ながら4年生相手に負けないフィジカルもそうですし飛んだら誰も届かない打点でレイアップもします。彼が飛んだ後バッシュのソールが焦げた臭いがするんです。
どんな力で地面を蹴ってんだ…?

そんな翼を見てバケモノか。って思ったのを今でも覚えています。翼は、一年生からスコアラーとしてスタメンに定着してガンガン試合に出ていました。

一方僕はというと、Bチームでメンバーに入ることもできず翼がスタメンとして出場した春のトーナメントは更衣室で荷物番をしてました。

✒︎3部下位チーム目標はインカレ出場‼︎

高校で燃え尽き症候群に陥りかけていた僕は、大学では楽しくバスケができたらいいなと思っていました。ですが、翼のプレーを見て込み上げてくる何かを感じました。同期としての活躍もそうですが、翼がいたら1部のチーム相手にも戦えるんじゃないか?というとんでもない勘違いをし始めます。その勘違いから生まれた目標がインカレ出場。翼と夢物語のようにインカレ行こうぜと話すようになります。

そんな目標が、Bチームで燻ってた自分に火をつけてくれました。その日からAチームを目指し体育館の時間が許す限り自主練を行うようになりました。

50人近くいる部員の中最後まで残る選手は一握りでその中に、当時の4年生でキャプテン現在は3x3江東フェニックスやサムシティFAKEstreetなどでプロとして大活躍されてる伊藤尚人さんがいました。そんな自主練の時間を過ごしていき、彼の後ろ盾もありAチームに上がる事ができました。もちろんそこに翼もいました。

Bチームにいる頃から僕のことを評価してくれてずっとアドバイスをしてくれました。この頃からこのようなご縁に支えられてバスケができてるなと改めて感じます。

結果的に2年生でAチームに定着し、ようやく大学バスケがスタートしました。

伊藤尚人さんのinstagram


✒︎3部優勝2部リーグへ

3年生で3部を優勝し、2部リーグへ挑戦することになりました。目標にしていたインカレ出場への挑戦権を得ることになります。

2018年3部優勝時の写真🥇

そんな矢先とんでもない朗報がチームに舞い降ります。

『ウインターベスト5の留学生が関学にくるっ‼︎

翼と俺たちの目標はインカレだよと話してから、不思議なことにどんどん根拠がついていきました。目標の力って本当にすごくて、最初は根拠がなくても本気で目指すことによって根拠は後からついてくるものなんだなと。

そして、はじまったラストシーズン最初のトーナメント。荷物番から始まったトーナメントも4年目を迎えました。僕たちはベスト16をかけて1部明治大学と対戦。新戦力の留学生2人ケイタとイブの活躍が光り1部相手に勝利‼
︎平成最後のアップセットを起こし、ノリノリでベスト8をかけ大東文化大学と対戦します。

結果は5点差で負け。

ですが、3部上がりのチームながら1部チームと戦えた事が確かな自信になりました。

直接インカレに繋がるリーグ戦に向かう中、大学生にとって避けては通れない壁が現れます。

就活です。

✒︎俺たちの就活はバスケだ‼︎

翼と就活の話をした時に彼は、
『実業団に行く』と話していました。

僕『なぜ?』

翼『現実的に』

関東学院大学からプロの世界に入った選手は、
他の1部のチームに比べて少なく、監督と話す時もなんとなく自然に実業団や一般企業の話になります。

僕『自分が現実離れした能力の持ち主だという事を自覚していないのか?誰でも立てる舞台じゃないんだから行こうよBリーグ翼なら絶対行けるよ。』なんて会話をしたのを覚えています。

当時はあの能力があってプロを目指さない翼にムカつきました。笑 羨ましかったので。

チームメイトとしてもそうですが、1人のバスケファンとして翼のプレーは見る人に衝撃を与えると思うんです。うま!より、やば!ってなる感じ。

同期としてプロを目指す者同士としても、シンプルにプロの世界でやる翼が見たいというただの願望もありました。

自分が思う翼の凄いところは、あのとんでもない能力を維持するために誰よりもトレーニング室にいましたし体育館にもいましたし、シンプルにバスケに大してストイックなんです。

僕はダンクができるわけじゃない、身長が高いわけじゃない。でもそういった部分で負けたら追いつきようがないと思いとにかく一緒の時間を過ごし一緒にバスケをしました。

休日体育館はチーム練習を含め9:00〜21:00いた時もありましたし、翼のバスケに対する姿勢を見て自分も自然と体育館に引っ張られていました。

平日も練習時間が足りないと、監督に相談し
1限前の早朝体育館を開けてもらう朝練も作りました。朝っぱらからワークアウトして朝からバチバチ1on1をやりまくる日々。そこには現在金沢武士団でプレーする石橋玲音もいました(おまけ)

他の同期の選手たちがリクルートスーツを着て、
色んな企業訪問をする中、翼と一緒に、『俺たちの就活はバスケだ』を合言葉に就活をしないという薄らあるうしろめたさを誤魔化しとにかくバスケに集中しました。

そんな日々を過ごしながら10月オータムリーグが開幕します。

次回‼リーグ戦そしてBリーグの世界へ


一つの記事にまとめようかと思い綴り始めると話が出てきて止まりませんでした。笑
(これでも結構省略した方…)

ですので、急遽二部作にしてお送り致します。
次回はリーグ戦への挑戦といよいよBリーグの世界へ入った話を綴っていきたいと思います🖋

最後まで読んでいただきありがとうごさいました😊次作も読んでいただけたら幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。

以上、佐々木拓哉でした👋🏻 

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