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2021〜2022年のマッチングアプリの動向整理と最新情報

形影一如(けいえいいちにょ)
→ 夫婦仲が大変いいこと。また、心の良し悪しが行動にもあらわれること。

夫婦仲が良いとか悪いとか、そのあたりは夫婦での主観であって、第三者がどうこういうことではない。

ただ、夫婦の形というか、少なからず出会い方は時代によって大きく変化しているのは事実だ。

なにがいいたいのかというと、出会いのツールの1つとして、マッチングアプリが完全に市民権を得ているということだ。

ただ、このマッチングアプリという名将は和製英語で、英語ではDating Apps(デーティングアプリ)となることも一応書いておこう。

マッチングアプリとは?

もはや説明する必要もないと思うが、念のためマッチングアプリについて簡単に説明する。

マッチングアプリとは、恋愛や結婚等を目的とした会員同士をマッチングするサービスである。

会員は自身の生年月日、性別、居住地、職業等のプロフィール、写真、自己紹介文等を登録して審査が通れば、交際相手や結婚相手を自身で探すことが可能になるという仕組みだ。

男性は一部無料、女性は無料で利用できるサービスが多く、マッチングした相手とメッセージ交 換を行うには有料会員になる必要がある場合も多い。

恋愛もしくは結婚意向があるにも関わらず、恋人のいない独身者のネット系婚活サービスの利用は年々増加している。

2021年の利用率は21.8%となり、2020年婚姻者のうち、ネット系婚活サービスを通じて結婚した人は11.1%というデータも取れている。

こういったオンライン恋活、婚活マッチングサービス市場は2021年に768億円、2026年には1,657億円になると予測されている。

マッチングアプリの認知度および利用状況

三菱UFJリサーチ&コンサルティング社が、20〜40代の4,015人の男女を対象に行なった調査結果を元に、2021年〜2022年の最新のデータを公開していいく。

まず、マッチングアプリの認知度についてだが、マッチングアプリを知っているという回答した人の比率は下記のとおりだ。

  • 20代:68.2%

  • 30代:54.2%

  • 40代:33.5%

次に、マッチングアプリを現在利用していると回答した人の比率は下記のとおりだ。

ちなみに過去3年以内に利用したことがあるという人を含めた比率も()に掲載しておく。

  • 20代:12.3%(28.9%)

  • 30代:8.4%(16.6%)

  • 40代:3.6%(6.8%)

この結果から明らかだが、若い年代ほど抵抗なくマッチングアプリを利用していることが理解できる。

さらに、過去3年以内にマッチングアプリを利用したことがあるという516人を対象に行なった調査結果が下記のとおりだ。

まず、2020年以降にマッチングアプリを利用し始めた人の比率は下記のとおりだ。

  • 20代:42.7%

  • 30代:35.0%

  • 40代:32.7%

また、マッチングアプリの利用期間が3ヶ月未満の人と1年以上使っている人の比率も紹介しておこう。

  • 20代:35.4%(26.7%)

  • 30代:31.1%(32.5%)

  • 40代:26.9%(41.3%)

この結果から、継続して利用するのは40代が多いということがわかる。

マッチングアプリを利用する理由

マッチングアプリを利用する理由として、多くの人と出会える、希望の条件で相手を探せる、普段の生活では接点 のない人と出会えるというのが、ユーザの上位3位の回答だ。

他にも、20代では料金が安い(無料)、気軽に出会えるを挙げた人の比率が他の世代より高いという特徴もある。

30代の特徴としては、希望の条件で相手を探せる、結婚を意識している人と出会えるという理由を挙げた人が多い。

他にも下記のような理由がアンケートによって明らかになっている。

  • 自分の都合のよい時間に利用できるから

  • 実際に会う前にコミュニケーションを取れるから

  • 結婚を意識している人と出会えるから

  • 本人確認やメッセージの監視等のセキュリティ対策が されているから

有料での利用経験および平均支払月額

男性は一部無料で女性は無料というパターンがマッチングアプリには多いということは先述したが、有料で使っているという人たちも当然いる。

課金することで、よりマッチングしやすくなったり、アドバンテージがもてるというわけだ。

実際にマッチングアプリを使ったことがあるという人で有料で利用したことがあるという人の比率は下記のとおりである。

  • 20代:34.0%

  • 30代:42.7%

  • 40代:31.7%

また、男性の64.3%、女性の9.7%が有料で利用したことがあるということがわかった。

世代が上の方がより経済力もあるように勝手に考えていたが、そのあたりの因果関係はあまりないような結果が出ている。

それから、平均支払月額で5,000円以下の比率は下記のとおりだ。

  • 20代:91.4%

  • 30代:80.7%

  • 40代:81.9%

こうやって書いていくと、あまり差がないように見えるが、詳細を抜き出していくとその差は明確になる。

例えば、20代で最も課金しているのは、3,001〜5,000円のレンジで44.3%なのだが、同じレンジだと30代は28.4%、40代は15.2%と圧倒的に少ない。

つまり、世代が上だからといって必ずしも高額の課金をしているというわけではないことは知っておくといいだろう。

実際にデートした相手の人数

肝心なことは、実際にデートした相手の人数だということは、そもそもそれが目的でマッチングアプリを利用しているわけだから、当然のことである。

ということで、まずは実際にデートをしたことがあるという人の比率を紹介する。

  • 20代:75.7%

  • 30代:79.6%

  • 40代:68.7%

また、実際にデートをしたことがある相手の人数だが、1〜3人だった人の比率は下記のとおりだ。

  • 20代:33.5%

  • 30代:42.2%

  • 40代:39.4%

そして、10人以上会ったことがある人の比率は下記のとおりだ。

  • 20代:14.6%

  • 30代:11.2%

  • 40代:11.5%

加えて、オンラインデートをしたことがあるという人の比率も参考までに掲載しておこう。

  • 20代:22.9%

  • 30代:36.6%

  • 40代:38.6%

ちなみに、40代でオンラインデートを10人以上したことがあるという人の比率は、7.2%だった。

マッチングアプリのメリットとデメリット

マッチングアプリ全体の満足度は、37.8%が満足というデータが出ている。

これが高いのか低いのか、なかなか判断がしにくい部分ではあるが、個人的には高いと思っている。

4割まではいかないが、これだけの人を満足させるのは、いくらでもクレームがいえるマーケットなので、なかなかハードルが高いからである。

そして、なによりも若い年代ほど満足度が高くなっているという統計があることが全てで、明らかに出会いのイノベーション起きていることがわかる。

一方で、デメリットというかトラブル報告も当然起きている。

  • 顔や体型等の見た目が写真のイメージと明らかに違った

  • デート等をドタキャンされた、現れなかった

  • 理想の相手となかなか出会えなかった

  • サクラがいた

  • 年齢、収入、職業、居住地等のプロフィールを詐称された

上位5つのトラブルを挙げるとこんな感じだ。

このあたりのトラブルはなにも日本国内だけでなく、アメリカやイギリスなどの欧米でも拡がっている。

まとめ

マッチングアプリは日本国内だけでなく、海外でも一定のユーザの獲得に成功している。

例えば、アメリカでは成人の30%が、Dating Apps(デーティングアプリ)を使っているといわれている。

その傾向は日本と同様に、若い年代ほど利用経験率が高い。

  • 18~29歳:48%

  • 30~49歳:38%

  • 50~64歳:19%

  • 65歳以上:13%

こんな具合で、ユーザの77%が出会った人とデート経験があり、ユーザの39%が出会った人と結婚または真剣交際をしているという。

このように、もはやマッチングアプリでの出会いはカルチャーになりつつあり、真剣に結婚相手やパートナーが欲しいという人で、使ったことがないという人は試しに使ってみてもいいだろう。


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植田 振一郎 Twitter

株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。