prompt(プロンプト)次第でいくらでも膨らむ発想
小さいことを大きくするという部分では、ChatGPTを活用すべきだ。
いや、別にChatGPTに限った話ではなく、AIを使えば小さいことを大きくすることは簡単にできる。
なにが言いたいのか、よくわからないという人のために説明していこう。
AIを使いこなすために必要なもの
このブログを読んでくれている人のほとんどは、AIが人間の仕事を次々に奪っていくという話題を少なからず耳にしたことがあるだろう。
そして、そんな人たちの多くが一度は、prompt(プロンプト)という言葉を聞いたことがあると思う。
2023年7月時点のAIは、このprompt(プロンプト)を使いこなすことで、AIを優秀なアシスタントにできる世界だ。
そんなブログを以前にも書いていて、それなりの反響があったので、まだ読んでいないという方は、まずはこちらを参照してもらいたい。
このブログの中でも再三、prompt(プロンプト)という言葉が出てきているが、AIを使いこなすために必要なものは、まさにこのprompt(プロンプト)だ。
私は一言で、prompt(プロンプト)とは、指示することだと表現している。
また、prompt(プロンプト)という言葉だけを聞くと、さぞかし難しそうな印象を抱くかもしれないが、プロンプトは実はとてもシンプルな概念だとも述べている。
例えば、小学生にも分かるように説明するなら、友達と遊んでいて「ボールを投げて」と言ったとしよう。
それがプロンプトだ。
prompt(プロンプト)次第で可能性は無限大
紹介したブログのタイトルを「prompt(プロンプト)を操る人がAIを制す」としているところからも分かると思うが、プロンプトを操ればいくらでも針小棒大にできる。
ChatGPTを始めとした、AIに触ったことはあっても、実際にどうやって使っていいかよく分からないという人が多い。
そんな人にオススメなのが、文章の続きを書いてもらうというプロンプトを書くことだ。
難しく聞こえるかもしれないので、具体例を挙げていこう。
ブログは紹介した、「prompt(プロンプト)を操る人がAIを制す」を使うとする。
その中の一部分はこんな感じだ。
ブログはこの後も3,000字以上続くわけだが、これを個人で書いていくのは大変だ。
ということで、それっぽく続きをChatGPTに書いてもらうとしよう。
となったら、どうすればいいのか。
ChatGPTにブログをコピペして、続きを書いてとプロンプトを打ち込めばいい。
ChatGPTのアカウント作成等ができないという人は、もはやヤバいレベルなので、なんとかしてもらいたい。
そして、プロンプトを入力した結果、作成してくれたブログの内容は下記のとおりだ。
いかがだろうか。
まさに針小棒大の実現といったところだろうか、それっぽいブログをあっという間に書いてくれる。
惑わされてはいけない本質
初めてChatGPTや他のAIを触ったときに、単純にスゴいという感情を抱くはずだ。
それもそのはずだ。
人間の手で考えながら書こうと思えば、とてもじゃないけれどもこのスピードには追いつけない。
こういったところから、AIが人間から仕事を奪うと言われているわけだが、本当にそうだろうか。
そういった側面が生まれてくることは否定しないし、実際にそうなるところはなるだろう。
ただ、ChatGPTが作成してくれたブログを見てもらえたらわかると思うが、それっぽいブログにはなっているが完璧ではない。
中身に重みがないというか、見る人が見れば手直しが必要なことは明確だ。
もっと言うと、当たり障りのない言葉のチョイスや言い回しから、気づこうと思えば気づける部分だということだ。
ここがポイントで、AIに触れているからこそ見極めることができるのが、2023年7月時点のAIの現在地ということになる。
言葉のマジックに簡単に惑わされてはいけない。
本質というか、AIとの向き合い方を今一度考えることができるところでもある。
まとめ
悪い言い方をすれば、AIを使えば簡単に水増しができる。
prompt(プロンプト)を巧みに使いこなすことで、その見極めができなくなるところまで精度が高くなっている。
そういう意味では、優秀なアシスタントを手に入れるというポジティブなところが、2023年7月時点のAIを使う側の最大の利点だろう。
一方で、AIに慣れていない人は、針小棒大な生成物に惑わされてしまう。
そして、この過程を知らない人は、AGIと呼ばれる汎用人工知能が登場したときには手遅れになるだろう。
何度も自分のブログの紹介で申し訳ないが、AGIについてもこちらのブログに書いてある。
ブログの内容の繰り返しになるが、AGI = 汎用人工知能によって、AIは完全な自律性を手に入れ、人間からのプロンプトを必要としない存在になる。
そうなると、針小棒大か否かの判断もできなくなるだろう。
そんな時代に居合わせることができることに対して、恐怖を感じるのか、ワクワクするのかは自分自身だ。
当然、私はワクワクしかない。
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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。