FIFAワールドカップ カタール 2022開催に向けて
玉石同砕(ぎょくせきどうさい)
→ 良いものと悪いもの、賢者と愚者がともに滅びてなくなるたとえ。
良いものか悪いものか、賢者なのか愚者なのか、終わったときに初めて評価されるのがイベントだ。
2022年にはとある大きなイベントが開催される。
サッカーのワールドカップだ。
4年に1回開催される、この大会は非常に注目されるスポーツイベントであることは間違いない。
FIFAワールドカップとは?
サッカーに興味が全くないという人もいると思うので、少しでも興味を持ってもらうためにも、まずはサッカーのワールドカップとはどんな大会なのか、説明していこう。
サッカーのワールドカップ(W杯)の正式名称は、FIFAワールドカップである。
国際サッカー連盟である、FIFA(フィファ)が主催する、ナショナルチーム(国の代表)によるサッカーの世界選手権大会である。
サッカーの大会における世界最高峰とされており、全世界の総視聴者数は35億人を超えるとされている。
世界人口が70〜80億人なので、2人に1人が視聴するということを考えると、これだけでも非常に盛り上がりを見せることが理解できるだろう。
そんなワールドカップの経済効果は夏季オリンピックを凌ぐともいわれている。
くり返しになるが、4年に1回開催される大会で、第1回大会は1930年にウルグアイで開催された。
今年が2022年なので、あと10年しないうちに100年以上続いている大会となるわけだ。
それだけ歴史のあるスポーツイベントだということも知っておくといいだろう。
歴代優勝国は、ブラジルが5回、イタリアとドイツが4回、ウルグアイとアルゼンチンとフランスが2回、イングランドとスペインが1回となっている。
第二次世界大戦の影響で1942年と1946年の開催は行われなかった関係もあり、2022年のカタール大会は22回目の大会となり、数字の2が多く並ぶ大会だ。
FIFAワールドカップ カタール 2022
2022年のFIFAワールドカップは、11月にカタールで開催される。
そして、2022年4月1日に組み合わせ抽選会が開催国カタールのドーハで行われた。
日本代表は、1次リーグのグループEに入り、第1戦はドイツ、第2戦はコスタリカかニュージーランド、第3戦はスペインと対戦することが決まった。
4度の優勝を誇るドイツ、2010年南アフリカ大会覇者のスペインという屈指の強豪と同組で相まみえることになった。
初戦は現地時間の2022年11月23日である。
日本代表の森保一監督は、選手時代の1993年に、ワールドカップアジア予選であと一歩のところで初の本大会出場を逃したいわゆる、ドーハの悲劇を経験している。
2022年には監督としてワールドカップに臨むというあたりが、因果を感じる次第だ。
上位2位に入らなければ決勝トーナメントに進むことができないので、正直かなり厳しい戦いになると思うが、結果は出てみないとわからない。
そして、対戦相手についても少々知識を入れておいた方が楽しめるので、そのあたりも紹介しておこう。
初戦の相手ドイツ代表チームとは?
ドイツは18大会連続20回目のワールドカップ出場国という超常連国である。
世界ランキングは12位と近年は若干低迷しているが、西ドイツ時代も含めてワールドカップで過去4回優勝しているのは前述したとおりだ。
2018年の前回ロシア大会では2014年のブラジル大会に続く連覇を目指しましたが、1次リーグで敗退という結果だった。
そこからチームを再編し、ヨーロッパ予選では2021年10月の時点で突破を決め、開催国を除いて一番乗りで本大会の出場権を獲得している。
ゴールキーパーのノイアーや2010年南アフリカ大会で得点王に輝いたベテランのミュラーなど、ブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)のバイエルンミュンヘンに所属している選手が多い。
攻撃はスピーディーでプレー強度も技術も高く、選手層も厚いのが特徴で、世界でも五指に入りうるチームであることに変わりはない。
第3戦の相手スペイン代表チームとは?
世界ランキング7位のスペインは、高い技術と判断力に基づいたパスサッカーを誇るチームだ。
ワールドカップは12大会連続16回目の出場で、2010年の南アフリカ大会で初優勝を果たしている。
リーガエスパニョーラ(スペイン1部リーグ)の名門バルセロナでプレーする19歳のペドリなど若手で足元の技術の高い選手が揃っている。
日本代表は過去の国際大会で一度対戦して敗れていて、去年行われた東京オリンピックの準決勝では24歳以下のオリンピック代表も敗れている。
流れるようにボールと人が連なるプレースタイルは、まさにリーガエスパニョーラのバルセロナに象徴されるような攻撃的サッカーの1つとされる。
2021年欧州選手権では優勝チームとなったイタリアに準決勝でPK戦の末に惜敗。
直近のワールドカップ2大会では振るわなかったが、才能ある若手が代表に活力を加えている。
2021年の東京五輪で、ペドリらも出場したスペインは準優勝しており、まさに勢いのあるチームだ。
FIFAワールドカップ カタール 2022 組み合わせ
グループA
カタール
エクアドル
セネガル
オランダ
グループB
イングランド
イラン
アメリカ
※3:ヨーロッパ予選プレーオフ
グループC
アルゼンチン
サウジアラビア
メキシコ
ポーランド
グループD
フランス
※1:大陸間プレーオフ
デンマーク
チュニジア
グループE
スペイン
※2:大陸間プレーオフ
ドイツ
日本
グループF
ベルギー
カナダ
モロッコ
クロアチア
グループG
ブラジル
セルビア
スイス
カメルーン
グループH
ポルトガル
ガーナ
ウルグアイ
韓国
※1:オーストラリア対UAEの勝者とペルーが対戦、その勝者
※2:ニュージーランド対コスタリカの勝者
※3:スコットランド対ウクライナの勝者とウェールズが対戦、その勝者
まとめ
2022年11月20日から約1ヶ月間に渡って開催されるサッカーワールドカップのカタール大会。
日本代表のドイツ代表との第1戦は、日本時間の11月23日(水)22時からなので、比較的見やすい時間帯だ。
第2戦に限っては、11月27日(日)19時からなので、日曜日のゴールデンタイムかつ第1戦次第とはいえ、決勝トーナメントに進めるか否かといったタイミングだ。
となると、盛り上がること間違いないだろう。
約半年後の2022年末に向けて、私にとって大きな楽しみの1つになることは間違いないし、その頃には自由に海外に行けるようになっていると信じたい。
チャンスがあればカタールで大声を上げて観戦したいものである。
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植田 振一郎 Twitter